新製品の主な特長

  1. ハードディスク(HDD)とDVD-RAMの「2in1」が可能にする独自機能

    a)高速ライブラリダビング
    ハードディスクレコーダーとDVDレコーダー単体機同士の組み合わせでは実現できない高速かつ画質劣化のないデジタルダビングを、パソコンのファイルコピー感覚で高速に行なえます。ダビング時間は画質・音質に応じて、HDDとDVD-RAM間で、録画されている時間の約半分から1/8程度*1でスピーディーに完了。最長画質モード(MN 2.0Mbps / DD1)で1時間録画したものは約7分半でダビングできます。操作は、リモコンでタイトルやチャプターを指定するだけなので、単体機2台を使う場合のように、タイミング合わせや停止のためにその場にいる必要はありません。また、BSデジタル放送*2等からHDDに録画した、コピーが1回のみ可能な番組も、内部移動という形でDVDディスクへ移すことができます。

    b)番組の長さに依存せず、意図する画質・音質でDVDライブラリ保存
    長時間番組を録画する場合、DVD単体機では時間が長くなるほど、低い画質でしか録画できなくなるため、3時間のライブイベントや、4時間の深夜特番を高画質に録画したいときは、その場にいてディスクの入換えをする必要があります。これに対し本製品は、2時間以上の音楽番組を6Mbps 以上の高画質とリニアPCMの高音質で録画したいような場合でも、まずハードディスクに録画し、必要なシーンだけをDVD-RAM1枚にまとめることができます。

    c)AB面録画とリレー録画
    長時間の映画などを両面ディスク(9.4GB)に録画する場合、A面に番組の前半部分、ハードディスクに後でB面にダビングするための「のりしろ」を付けた後半部分を録画する「AB面録画」*3機能や、DVD-RAMディスクを入れ忘れたり、空き容量が不足する場合に、自動的にハードディスクに録画する救済機能「リレー録画」を搭載しています。

    *1 ダビング時間は画質と音質に応じて変わります。DVDならではの2倍速相当のドライブ速度を利用しています。ディスク容量を消費しない低い画質ほどダビング時間がかかりません。移動の場合、ダビング元の映像は消去されます。また、コピーが禁止されたタイトルは、DVDからHDD方向への移動はできません。
    *2 本機にBS デジタルチューナーは内蔵されていません。また、BSデジタルチューナーと本機との接続はアナログ接続になります。移動をするとダビング元の番組は削除されます。
    *3 A/B面を自動的に切り換えて録画したり、つなぐ機能ではありません。

  2. 東芝独自のユニティーエディット方式による簡単編集

    録画した番組はタイトルという単位となり、それを番組の切れ目などで分割するとチャプターという単位ができます。本機では、録画、再生、スキップ操作、ダビング、ライブラリ管理まで一貫してタイトルやチャプターの単位で扱え、デジタルAVならではの利便性を提供する「ユニティーエディット方式」を採用していますので、今までのビデオ機器のように開始点と終了点を削除、ダビング、スキップ設定などのたびに指定する必要はありません。チャプターは、リモコンの「チャプター分割」ボタンや「チャプター作成」機能を用いて、好みのシーンをフレーム(1/30秒)レベルで分割可能です。また、「プレイリスト編集」機能を用いて、不要部分を除いた仮想タイトルを作成し、必要な部分のみを手軽にダビングする単位としてまとめることも簡単です。

    不連続なタイトルやチャプターの境界はMPEG2の特性により一瞬静止します。

  3. 充実のダビング機能

    複数のタイトルやチャプターを一括でダビングできる「一括・高速ライブラリダビング」機能や、画質・音質のレートを変更して、等速でダビングする「レート変換ダビング」、作成したDVD-RをHDDにダビングできる「ラインUダビング」機能などの様々なダビング機能を備えています。

  4. 選べるバックアップ(ライブラリ)メディア

    両面ディスクで最大9.4GBの大容量を持ち、ライブラリ保存に適したDVD-RAMディスクへの録画のほか、HDDに録画したタイトルやチャプターを選んで、DVD-Video規格(通称:ビデオモード)に準拠したDVD-Rを作成する機能も備えています。ハードディスクからDVD-Rへ、再エンコードなしの高速なデジタル変換で、作成可能です。

    ディスク容量の1/5以下しか使わない場合や高い画質の場合は、実記録時間よりやや長くなる場合があります。

  5. デジタル記録の利便性を追求する「ライブラリ」機能

    過去に録画や編集したディスクの空き時間を一覧表示する「DVD全ディスク残量表示」機能や、最大3000件までのタイトルを検索、並べ替えできる「全タイトル一覧」機能、他の機器で録画したディスクを登録する、「手動ディスク登録」機能など、ライブラリの管理機能を強化しています。

  6. 大容量80GBハードディスクによる余裕の録画スペック

    80GB(業界最高水準)AV用HDDを搭載し、最大約75時間の録画が可能です。HDDにどんどん録画を貯めて、見たら消すといった使い方にも、編集時の一時作業場所としても十分な容量です。また、多チャンネル時代に対応し、「2ヶ月先/32プログラム」の録画予約が可能です。

  7. 高音質リニアPCM音声

    音質は、リニアPCM(48kHz/16bit:CD同等以上)、ドルビーデジタルの192kbps(DD1)と384kbps(DD2)の計3モードから選択できます。

    音声はいずれも2ch記録です。

  8. 高画質ライブラリ作りをサポートするスペック

    ゴーストリダクションチューナー、3次元Y/C分離&録画時3次元DNR、簡易TBC、高品位VBR(可変ビットレート)対応MPEG2エンコーダなど、受信、録画、編集の全てに高画質・高精細な映像を実現する仕様としています。

  9. 豊富な再生機能

    HDDに録画中でも、録画を続けながら、番組の先頭から再生や早送りなどの操作をすることができる「追っかけ再生」機能や、視聴中の番組を、ボタン一つで一時停止し、止めたシーンから後で続きを見ることができる「TVお好み再生」機能、HDD録画中に、HDD内の別タイトルが再生できる「録画中別タイトル再生」機能などの豊富な再生機能を搭載しています。

  10. その他

    一括・高速ライブラリダビング、DVD-R作成など、時間のかかる作業を実行した後、自動的に電源が切れるように設定することができる「終了後自動電源オフ」機能や、番組のジャンル毎に、よく使う画質と音質の組み合わせを5つまで登録できる「カスタム録画・画質/音質設定」機能、タイトル毎に前回再生した位置を記録して、そこから再生を再開できる「タイトル毎レジューム」機能、タイトル名やチャプター名の入力に活用できる「かな漢字変換文字入力」機能など、数々の東芝独自機能を搭載しています。

「東芝RDシリーズ・ライブラリアン」について
本製品をお買い上げの上、ユーザ登録後にアンケートへの回答を済ませていただいたお客様には、本製品のライブラリ機能を支援するパソコン用ソフトウェア「東芝RDシリーズ・ライブラリアン」を無償でご提供する予定です。タイトル名、チャプター名などがパソコンのキーボードから文字入力可能となるほか、ライブラリの全タイトル一覧情報をCSV(カンマ区切りのテキストデータ)形式で出力できます。出力されたファイルは、表計算ソフト等での活用が可能です。
Windowsのみ対応。ご利用になるにはDVD-RAM4.7GB対応のドライブが動作するパソコン環境が必要です。対応環境の詳細は後日当社DVDホームページにて公開予定です。


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