世界最大厚の1インチ検出器を搭載したコインシデンス機能付(*1)デジタルガンマカメラの販売について 2001年10月15日
癌の検査時間を約3割短縮(*3)
東芝メディカル株式会社 株式会社東芝 医用システム社(カンパニー社長:桂田昌生)は、体内に投与された放射性医薬品から放出される放射線を測定・画像化するコインシデンス機能付*1デジタルガンマカメラの新製品として、世界最大厚の1インチ検出器を搭載した「e.cam」(イー・カム)を製品化し、本日より営業活動を開始します。 新製品は、世界最大厚の1インチ検出器を搭載することによって、世界中で注目されているFDG*2による癌検査における感度を従来比3倍以上に向上させ*3、精細な画像を実現しました。また、従来の放射性医薬品を用いた癌の検査時間を従来比約3割短縮しています*3。 近年、癌の検査としてFDGを使用する方法がスクリーニングおよび経過観察の大変優れた診断方法として高い評価を得ています。 新製品の本体価格は1億9千万円で、年間10台の販売を目標としており、販売は東芝メディカル株式会社が担当します。
商品化の背景 ガンマカメラとは、体内に投与した放射性同位元素から放出されるガンマ線をとらえて画像にする装置です。 体内に投与する放射性同位元素にさまざまな化合物を結合することにより、癌に集まりやすい薬や、生きている心臓の筋肉に集まる薬など、検査目的に応じた薬を作ることができます。 これにより、全身に転移している癌細胞の分布の観察や、心筋梗塞を起こした後の心筋のダメージ状態などを観察できます。 これらは、CTやMRI検査ではなかなかわからない情報であり、ガンマカメラによる画像は、機能画像と呼ばれ、主に解剖学的な情報を提供するほかの画像診断とは異なる重要な検査法として重宝されています。 1998年に米国で放射性同位元素(ポジトロン)放出核種であるFDGが保険適応になり、現在このFDGを使用した癌の検査が、スクリーニングおよび経過観察の大変すぐれた診断方法として極めて高い評価を得ています。 新製品の主な特長
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