ディスプレイ・テクノロジー株式会社の事業分割について 2001年7月3日 株式会社 東芝 株式会社東芝(以下東芝)とIBMコーポレーション(以下IBM)は、両社共同出資による液晶表示装置製造会社のディスプレイ・テクノロジー株式会社(以下DTI)について、本年8月下旬までに合弁契約を解消し、事業を分割することで合意に達しました。 DTIは、1989年、東芝と日本アイ・ビー・エム株式会社(以下日本IBM)*の均等出資で設立されました。 東芝と日本IBMは、DTI設立以前の1986年からアモルファスシリコンTFT液晶表示装置(以下a-Si TFT液晶)の共同研究を行なっており、DTIは、その成果を基に量産体制の早期確立を目的として設立されたものです。 現在、a-Si TFT液晶事業について、東芝は、ノートPC、モニタ向けの大型に加え、携帯機器、アミューズメントなどの中小型事業を拡大している一方、IBMは、最先端技術を採用したより大型で高精細のディスプレイやネットワーク環境で使われる様々な機器に幅広く対応することに注力しています。 両社は当初の目的であった量産体制を既に確立したことに加え、それぞれターゲットとしている市場ニーズに合った迅速な経営を実践していく為に、合弁契約を解消し、事業を分割することになります。 本契約に基づき、DTIは、本年8月下旬までに東芝の100%出資の新会社に対して、姫路工場(兵庫県姫路市)の主として中小型製品を製造しているライン(360mm また、DTIは、IBMが株式の100%を保有し、野洲工場(滋賀県野洲町)で大型フラット・パネルの製造を継続していきます。これによって、原則として、現在DTI野洲工場に勤務しているDTI社員は、IBMの100%子会社となるDTIの社員として、現在の業務を引き続き担当する予定です。 東芝、IBMの両社は、事業分割後も生産能力は現状を維持し、引き続き液晶パネルを供給していきます。
DTIの概要
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