新製品の主な特長

  1. 業界トップレベルのコストパフォーマンスの実現

    コントローラに新規開発した当社自製のRAID専用ゲートアレイとRAID用に最適化された組込みOSを搭載しています。 これにより、パラレルデータ転送による高速処理(従来比2倍)とコントローラ間での並列処理(従来比2倍)を可能とし、 従来比4倍の19,000IOPSと190MB/sのスループットを達成し、 HDD10~20台クラスで業界トップレベルのコストパフォーマンスを実現しています。
    *当社製の中位クラスの機種「AF1200」との比較

  2. SANへの対応

    インタフェースとして大規模なSANに対応できるFC-Fabricを採用しており、 サーバとディスクアレイ装置間の高速なデータ転送が可能です。 さらに、コントローラにはファイバチャネルインタフェースを2ポート実装しており、 サーバとの伝送路を多重化することにより、信頼性の高いシステムを構築できます。 また、ファイバチャネルを使い当社クラスタソフト「DNCWAREClusterPerfect」で 「AF1500」をSAN接続して256ノードまでクラスタシステムの構築が可能です。

  3. オンライン高速バックアップ機能搭載

    保存されているデータを別にアサインされたディスクに瞬時にコピーしバックアップする「オンライン高速バックアップ機能」をサポートしており、 システムの稼働率を大幅に向上させることが可能です。 従来、外部メディアに大容量のデータを保存するには数時間もかかることがあり、 その間サーバの業務を止める必要がありました。 本機能を活用することによりユーザのバックアップ作業を軽減することができます。

  4. データの保全性を追求した高信頼化機能搭載

    ディスクドライブのホットスワップに加え、電源装置、ファン、コントローラ、バッテリバックアップモジュールなど全てのモジュールが二重化されているため、 システムの電源を落とすことなくモジュールの交換が可能です。 また、ディスクドライブのメディアエラーを未然に防ぐHDD耐障害性向上機能を搭載しており、安定したシステムの運用が可能です。 さらに、クラスタシステムでは「DNCWAREClusterPerfect」との連携で共有ディスク上のデータ破壊を引き起こす現象を回避できます。

    *HDD耐障害性向上機能
    ディスクドライブの障害を極力表面化させない機能をサポートしており、 メディアエラーが発生しても記録領域の代替処理などをコントローラが自動的に行います。

    (1) 装置の電源投入時にメディアチェックを行い、エラーが検出された場合は、該当ドライブの電源を入れ直し、イニシャライズを試みます。
    (2) 運用状態で、サーバからのアクセス時にメディアエラーを検出した場合は、記録領域の代替処理を行い、エラー修復を行います。
    (3) サーバからのアクセスの空き時間に、定期的に全メディアのチェックと修復をコントローラが自動的に行います。
    (4) 故障扱いのメディアをそのまま切り離さずホットスペアディスクとしてアサインし再利用を試みます。

  5. 大容量ディスクキャッシュ搭載

    コントローラあたり最大2GB(標準128MB)の大容量ディスクキャッシュを搭載することが可能で、高性能を発揮することができます。 コントローラを二重化した場合、コントローラ間を結ぶ高速内部バスでメインコントローラのキャッシュ上のデータをスタンバイ側のキャッシュ上にコピーしますので、 万一障害が発生した時にもデータが失われません。

  6. グローバルホットスペアディスクをサポート

    13台のディスクの内、1台のディスクはホットスペアディスクとしてアサインされており、 RAID設定された各論理ユニット(最大6台)で共通に使用することができ、効率的に信頼性を高めることができます。

  7. システムの可用性を高める優れた保守性

    前面と背面から全てのモジュールにアクセスすることが可能で、モジュールが故障時にはオンライン交換が可能になっています。 また、サポートソフトにより、RAIDレベルの設定や、故障箇所の表示や管理者へのメール通知が可能となっています。 今後、ディスクドライブのエラー状況を統計的に解析し事前に警告を出すような予防保全機能も強化し提供していきます。

  8. 様々なRAID構成に対応可能

    RAIDの設定はディスクドライブ2台より可能(レベル0、0+1)で、異なった種類のRAIDレベルの混在も可能なため、 RAID構成の要求に柔軟に応えることができます。RAIDレベルは、0、1、1+0、5をサポートしており、 それぞれのRAIDグループ毎に最大8つまでLUNが設定できます。また、装置内で最大32のLUNが設定可能です。
    *Logical Unit Number:論理ユニット番号


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