ノートパソコン用低温ポリシリコン液晶表示装置の新製品の発売について 2000年2月16日
当社は、ノートパソコン用液晶表示装置(LCD)の新製品として、 10.4型では業界最高のUXGA(16001200画素)表示に対応することができる低温ポリシリコンLCD 「LTM10C386」を商品化し、2000年8月からサンプル出荷、 10月より量産開始を予定しています。 新製品は、画素ピッチを0.132ミリメートル(192画素/インチ(PPI))と高精細化を図ることにより、 10.4型LCDとしては業界最高のUXGA表示を実現しています。 これにより、印刷物に匹敵する美しい画像表示を実現するとともに、 ノートパソコン上でも滑らかな動画データを表現することが可能です。 また、デジタルカメラ(200万画素クラス)で撮影した写真を、 表示レベルを落とさずにそのまま表示することが可能です。 シリコン多結晶の基板で形成される低温ポリシリコンLCDは、 アモルファス(非晶質)シリコンに比べ、電子の移動速度が速いため、 液晶画面を制御する周辺回路の主な部分をガラス基板上に直接形成できるという特長があります。 このため、接続ピン数を大幅に削減して信頼性の向上を図ることができるとともに、 画面の高精細化を図ることが可能です。 今回の新製品により、当社は高精細タイプ(200PPIクラス)の低温ポリシリコンLCDとしては計3品種 (4.0型、6.3型、10.4型)を商品化することとなり、 今後一層高精細タイプの低温ポリシリコンのラインナップ強化を図っていきます。
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