モノリシック2波長半導体レーザの開発について 1999年9月2日
当社は、発振波長650nmと780nmの半導体レーザが1チップ内に形成されたモノリシック2波長レーザ(TWIN-LD:Two Wavelength Integrated Laser Diode)を開発しました。 本開発製品により、DVD/CD両用ピックアップヘッドの設計が大幅に簡略化できます。 DVDとCDではディスク上の信号を読み出す半導体レーザが異なり、 DVDには波長650nmのレーザが、CDには波長780nmのレーザが必要です。 このため、DVDとCDの両方に対応したDVD-ROM装置では、 650nmと780nmの2つの半導体レーザが必要となり、 それぞれに光学系の設計をする必要がありました。 本開発製品は、1チップに650nmと780nmのレーザを作りこんだモノリシック2波長半導体レーザのため、 単体でありながら、650nmと780nmの2つを使った場合と同一機能を有しています。 モノリシックのため高精度で発光点間隔が制御でき、従来の2レーザを使うタイプに比べて、 DVD-ROM装置用ピックアップヘッドの設計が大幅に簡略化できます。 本開発にあたり、DVD用の650nmレーザには、 当社のDVD用赤色半導体レーザとして実績のある構造を採用し、 CD用はシミュレーション技術を用いて構造の最適化を行いました。 更に、反射膜の最適化により、650nm,780nmともケース温度70
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