住友電工・東芝のCATV事業における合弁会社設立について 1998年10月30日 住友電気工業株式会社 株式会社 東 芝 住友電気工業株式会社と株式会社東芝とは、ケーブルテレビ(以下、CATV)事業分野において、 お互いの持つ技術、製造、販売網を相互に活用し、 CATV事業でのより一層の競争力の強化と事業領域の拡大を図るために、 両社の共同出資による合弁会社を新たに設立する方向で基本的合意に達しました。 本合意に基づき、1999年1月を目途に新会社を設立し、4月1日に営業を開始する予定で、 CATVのトータル・システムサプライヤーとして、営業・コンサルティングからシステム設計、 設備・機器供給、施工管理まで幅広い事業を展開していきます。 山間部でのテレビ放送共同受信施設としてスタートし、 その後テレビ電波障害対策として利用されていたCATVは、80年代に入り、 多チャンネル・双方向型のCATVの登場により第二の段階を迎え、 地域密着型のメディアとして80年代の後半から急速に普及しました(注)。 そして今や、BS放送・地上放送のデジタル化、ケーブルインターネットの本格化、 さらには金融・医療・公共・教育等における新アプリケーションの普及等を背景に、 CATVは第三の段階へと進展しつつあります。 住友電工は、わが国のCATV草創期からのシステムメーカーとして、CATV設備・機器の供給はもちろん、 基本構想から許認可申請・設計・施工・メンテナンスまでをトータルサポートすることでCATV事業を推進しており、 光ネットワークを中心とした世界トップクラスの情報通信伝送技術を軸に更なる飛躍を目指しています。 一方、東芝は、70年代初めにCATV事業に本格参入して以来、全国規模で営業展開を行い、 機器の開発製造からシステム設計まで幅広く実績を積み重ねるとともに、 世界でも有数の半導体・映像・コンピュータ技術をベースとするデジタル・マルチメディア技術により、 新たな次世代CATV技術においてもトップクラスを目指しています。 このように両社は、CATV市場において互いに補完関係にあることから、 合弁会社設立を中心とする協業関係を構築することで、 住友電工の光ネットワーク技術と東芝のデジタル・マルチメディア技術とを統合し、 21世紀の新しいCATVを提案・サポートしていくことにより、 わが国のCATV市場のリーダーとして確固たる地位を築くことを目指しております。 新会社の概要(案)は以下の通りです。
![]() 自主放送を行うCATV
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