米国・キヤリア社との空調設備機器分野での戦略的事業提携について 1998年8月31日 当社は、世界最大の空調設備機器メーカーである米国・キヤリア社 (Carrier Corporation 本社:米国コネチカット州) との間で、 空調設備機器分野において、お互いの持つ技術、製造、販売網を相互に活用し、 空調設備市場での一層の競争力向上と両社の事業領域の拡大を図るためのグローバルな戦略的事業提携に関し、 本日、基本的合意に達しました。 本合意に基づき、当社は99年4月1日を目途に、空調設備事業部門を当社より分離し、 キヤリア社との合弁会社「東芝キヤリア株式会社(Toshiba Carrier Corporation)」を日本に設立し、 家庭用エアコンから大型空調設備機器に到るまでのグローバルな空調設備事業を展開していきます。 キヤリア社は、UTC社(United Technologies Corporation 本社:米国コネチカット州)の空調設備事業部門会社で、 世界最大の空調設備機器メーカーとして、大型空調設備機器やコールドチェーン製品等を主製品とし、 世界の空調設備市場をリードしています。 また、当社は、小型エアコンや業務用マルチエアコン等を空調設備機器の主製品とし、 日本国内を中心に開発・製造・販売を行うとともに、海外市場への展開を推進しています。 空調機器の世界市場の規模は、約5兆2千億円といわれ、 年平均5%の着実な伸長がみられています。 このうち、家庭用エアコンの世界総需要は24百万台、 業務用・設備用は約8百万台が見込まれています。 日本国内市場は、天候不良等の要因で近年低迷傾向にあるものの、 世界市場の中で家庭用で30%、業務・設備用で10%を占めています。 今回の提携により、当社とキヤリア社の両社は、 それぞれ得意とする分野での技術開発、製造、販売網で補完関係を構築し、 世界市場において、製品ラインアップの拡充と製品開発力の強化、コストの削減、 販売網の拡大等を実現し、事業の拡大発展を目指します。 当社としては、これまでの小型エアコン製品群にキヤリア社の大型空調機器を加えることにより、 製品ラインアップが大いに拡充することになります。 加えて、開発リソースの効率的な分担により開発のスピードアップを図るとともに、 キヤリア社の有する世界的な販売網を通して、東芝製品の海外での拡販が実現できます。 一方、キヤリア社は、当社が得意とするインバータ制御をはじめとする小型エアコン関連の技術開発力や製造技術を活用し、 製品ラインアップの拡充と大型空調設備機器の製品競争力を増すことで、 世界の空調設備市場のリーダーとして確固たる地位を築くことを目指します。 両社は、以下の内容で基本合意に達しています。
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