GMRヘッドを世界で初めて採用した2.5型磁気ディスク装置の商品化について

1997年11月10日

8.45mmの超薄型タイプで3.2ギガバイトを実現

 当社は、2.5型の超薄型磁気ディスク装置の新製品として、 世界で初めてGMRヘッド(巨大磁気抵抗効果型ヘッド)を採用することにより、 厚さ8.45mmの磁気ディスク装置としては業界最大クラスの3.2ギガバイトの記憶容量を実現した「MK3207MAT」を商品化し、 98年1月よりサンプル出荷を開始します。

 新製品は、GMRヘッドを採用することで、 1平方インチあたりの面記録密度を約3ギガビットまで向上させることができ、 当社従来機種に比べ記憶容量を約50%向上し、 厚さ8.45mmの磁気ディスク装置としては、業界最大クラスの記憶容量を実現しました。

 GMRヘッドは、磁気ディスク装置のディスクに記録されたデータを読み出す技術で、 現在実用化されているMR(magnetoresistive)ヘッドに比べ読み出し信号が大きく、 MRヘッドを採用した磁気ディスク装置に比べ、将来的には3から5倍程度の記憶容量の向上が実現できる技術として注目されています。 当社は従来よりGMRヘッドの開発を進めており、今回、実用化の目途がついたため、 業界に先駆けてGMRヘッドを搭載した磁気ディスク装置を商品化するものです。

 なお、新製品は、11月17日より米国ラスベガスで開催される「コムデックス」に出展する予定です。


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