別紙2:モバイルコネクト(Mobile Connect)について

 「モバイルコネクト」はモバイル環境下でコンピュータを使用する際に発生する問題に対応したミドルウエアで、 以下のような特徴を備えています。

1) 回線断自動再送機能
 通信網がPHSデータ通信の様な無線通信の場合、 電波状態などにより、回線が不意に切断されることがあります。 このような場合に備えて「モバイルコネクト」はサーバとPCクライアントの両方でインターネットでの通信状態を監視しており、 回線断が発生した場合は自動的に再接続し処理を継続します。
 またPC以外のクライアントの場合はサーバ側で通信状態を監視しており、 手動で再接続された後、回線断直前の画面から処理を継続することが出来ます。 これにより、長時間の処理が見込まれる場合は通信料金低減のためクライアント側から回線を切って処理を待ち、 再接続して結果のみを取り出すことも可能です。

2) オフィス情報連携機能と表示適合性機能
 メール、スケジュール管理等のオフィス情報に社外からもアクセスしたいというニーズがありますが、 これまでクライアントとしては一般にPCのみが対象でした。 「モバイルコネクト」はPC以外のモバイル機器に対してロータス社のノーツメール、 ノーツデータベースを、それぞれのモバイル機器の機能・画面サイズに適合するようデータを変換して表示します。 MC-01の様なPHS情報端末については文字列に、 GENIOの様なWWWブラウザがある機器についてはHTML形式にそれぞれ変換します。 これにより従来は出来なかったノーツメールへの返信が社外から簡単に行えるようになります。

3) セキュリティ機能
 これまで社外にWindowsPCを持ち出す場合、 セキュリティ機能が無いためファイルが盗み見られる危険性がありました。 「モバイルコネクト」のローカルファイル暗号化機能は、 通常のWindowsの操作だけでファイルの暗号化・復号化を行います。 即ち、正当な利用者であるかどうかの認識はサーバへのアクセス認証を利用し、 アイコンのクリックでファイルを開く等、簡単な操作で行えます。 これにより暗号化の煩わしい操作を意識することなくファイルの安全性が確保されます。

4) アクセス認証機能
 社外からアクセスをする場合、 正当な利用者かどうかのアクセス認証が必要となります。 また使用するアプリケーションによっては、更に利用者ID、 パスワードの入力も必要となります。 「モバイルコネクト」のシングルサインオン機能はこれら煩わしい入力を一度で済ませることが出来、 キーボードが無いモバイル機器での入力の煩わしさを解消するのに有効です。

モバイルコネクト基本仕様


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