小型かつ高解像度なデジタルカメラなど多方面に応用可能な130万画素のCMOSイメージセンサの開発について

1997年2月25日

 当社は、デジタルカメラの撮像素子として、130万画素のCMOS(*1) イメージセンサを開発し、高精細画像の出力に成功しました。
 CMOSイメージセンサは、現在の主流であるCCD(*2)イメージセンサに比べ、 大幅な小型化、省電力化を実現でき、 将来の超小型カメラや携帯TV電話などの実現に途を拓くものです。
 本開発品は、CMOS回路を用いて3.3ボルト単一電源での動作を可能にし、 また、1318×1030画素を有しており、 現在のモニターの最高スペックであるSXGA(*3)フォーマットに対応した高精細な画像が得られます。

*1: CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)
相補型金属酸化膜半導体。DRAM、MPUなどの半導体に幅広く使われている。
*2: CCD(Charge Coupled Device)
電荷結合素子。ビデオカメラ、監視カメラなどの撮像素子として一般的に使用されている。
*3: SXGA(Super Extended Graphics Array)
1280×1024画素のグラフィックス表示ができる。


開発の背景と狙い
CCDに対するCMOSの優位性
本開発品の主な仕様


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