新聞、雑誌などの記事情報を提供する情報提供サービス事業の展開について 1996年4月11日
新会社は、当社および米国で情報提供サービスを行っているインディビジュアル社の 両社が均等出資する合弁会社として6月から営業活動を開始する計画です。まず、 当社が資本金1億円の100%出資会社として4月26日に新会社を設立した後、 5月末までにインディビジュアル社の出資を得て増資を行います。 新会社は、ワープロ開発などで培った自然言語処理技術をベースとした当社の 情報フィルタリング技術を記事の検索、選択技術として採用するとともに、 インディビジュアル社から技術提携により、ユーザーへの記事配信、記事の利用管理、 利用料金の売上管理など、米国の記事情報提供サービス事業において既に実績のある システム技術・ノウハウを導入し、情報提供サービスを行います。 近年、パソコンの急速な普及や通信インフラの発達により、ネットワークを通して 入手できる情報量が飛躍的に増大しています。電子出版、電子情報メディアなどの 新しい情報産業が成長する一方で、新聞、雑誌などにおいても製作作業の コンピュータ化の進展にともない、記事情報やデータベースの電子化が進んでおり、 インターネットなどでの利用が注目されています。 このような情報洪水の状況の中で、本当に必要な情報だけを的確、迅速に 収集したいというニーズがますます高まっており、新聞のクリッピング(切り抜き)・ サービスや過去の記事などを自分で検索し、入手することができるデータベース・ サービスなど、現在、様々な情報提供サービス事業が展開されています。 当社は、今回、新たに情報提供サービス事業を展開するにあたって、膨大な 記事情報の中から必要な情報を検索、選択する独自技術として、情報フィルタリング 技術を開発し、実用化を図っています。 当社は、次世代のマルチメディア社会の実現に向けたAdvanced-I作戦を 推進する中で、ハードウェアに止まらず、情報通信インフラや情報提供サービスの 新規事業にも取り組み、新しい情報通信インフラ、情報提供サービス・ソフト 事業分野で蓄積したノウハウをさらにハードウェアの開発、製品化にフィードバック させることを目指しています。 今回、新会社を設立して情報提供サービス事業を展開するのも Advanced-I作戦の一環として行うもので、新会社では、市場環境の変化が 激しいマルチメデイア関連分野の情報提供に注力し、当初、情報のスピード、 質に敏感な企業、個人を対象に顧客開拓を進めていく予定です。
インディビジュアル社の概要
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