開発の背景 現在の最先端のマイクロプロセッサは、複数の命令を同時に実行できる スーパースカラ方式などが主流ですが、さらなる処理速度の向上は限界に近づきつつ あります。 現在、次世代のアーキテクチャとして、複数個のマイクロプロセッサが 一つの主記憶メモリ(メインメモリ)に共有でアクセスしながら並列処理を行う 共有メモリ形マルチプロセッサ等が模索されています。 従来の共有メモリ形マルチプロセッサにおいて、キャッシュメモリの データ管理は、キャッシュメモリ内のコントローラが共通のバスを介して行って いましたが、個々のマイクロプロセッサの処理速度に比べてバス上の速度が遅い などの障害が生じていました。 当社は、これらのニーズに対応するため、速度の遅いバスを介さずに、 キャッシュメモリ間のデータ管理を高速かつ一元的に行える「CCU」や 「CCU」で制御されるプロトコルである「CRAC」を考案したものです。
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