コンピュータ応用の高密度光ディスク駆動装置の開発について -業界で初めて「SD-ROMドライブ」を試作- 1995年11月7日
本開発品は、厚さ0.6㎜の薄型ディスク技術により、片面1層でCD-ROM の約7倍の高密度を実現した高密度光ディスク規格「SD規格」に準拠しています。 本開発品では、1秒間に1,350KBのデータを読み出すことができ、現在の CD-ROMドライブの9倍速に相当する高速データ転送が可能です。 また、MPEG2対応のデコードボードや、DolbyTM AC-3対応のデコードボードをコンピュータ側に装備することにより、 映画などの高画質な動画像や高音質な音声データをコンピュータのデータとして コンピュータの画面上で再生することができます。 本開発品には、SD用とCD用の光学特性の異なる2種類のレンズを切り替えて 使用するピックアップを採用しており、「SD規格」準拠の光ディスクのみならず、 厚さ1.2㎜の従来型光ディスクである音楽CDやCD-ROMディスクも読み とることができます。 当社は、高密度光ディスク読み取り用のピックアップをはじめ、SDシステム用 LSIの開発や低ノイズを実現した短波長の半導体レーザなど、新開発の各種要素 技術を集積することにより、「SD-ROMドライブ」を開発・試作したものです。 大容量のSD-ROMソフトを利用することで、現在のCD-ROMソフト以上の 高画質な動画像・高音質な音声をふんだんに盛り込んだエデュテイメントソフトや エンターテイメントソフトを容易に楽しむことが可能となるほか、本格的な マルチメディア時代に向けたビジネスやショッピングなど様々な分野の ソフトとしての活用が期待できます。 なお、本開発品は11月13日より米国ラスベガスで開催される「1995年 秋期コムデックス」に出展する予定です。
|
![]() |
プレスリリース記載の情報(製品価格/仕様、サービスの内容、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。最新のお問い合わせ先は、東芝全体のお問い合わせ一覧をご覧下さい。 | ![]() |