パワーデバイス新製品の発売について 1995年4月17日 当社は、インテリジェントパワーデバイス(IPD)の新製品として、回路設 計の最適化やBi-CMOS微細加工技術によるチップ面積の縮小により、ロー コスト化を実現した「TPD1025S」を開発し、7月からサンプル出荷を開 始します。 サンプル価格は130円で、12月から月産3万個で量産を開始する計画です。
新製品の主な概要形 名 サンプル価格 量産開始 量産規模 TPD1025S 130円 12月 3万個/月 開発の背景と狙いIPDは、スイッチングスピードの速く、かつ低損失化(低消費電力化)が可 能なパワーMOSFETとBi-CMOSプロセスを用いてリニア回路やデジタ ル回路を混載したコントロールICをワンチップ化したスイッチング素子です。現在、車載用途をはじめとして、OA機器やFA機器のソレノイドやモータド ライブのスイッチング部品として、メカリレーなどが用いられています。しかし、 実装面積の縮小やシステムの信頼性の向上の点から、部品の半導体化が求められ ており、車載用途をはじめとして、OA機器やFA機器へのIPDの採用が進ん でいます。 また、メカリレーなどの他の部品に比べて高性能で、かつコスト面においても 同等程度のIPDが求められています。 当社は、このようなニーズに対応するため、高性能で、かつローコスト化を実 現した新製品を商品化するものです。
新製品の主な特長
新製品の主な仕様形 名 TPD1025S ドレイン・ソース間電圧 60V オン抵抗 0.3Ω(Max.) 外囲器 TO-220(NIS)5pin(フルモードタイプ) 内蔵機能 過電流保護、過熱保護 動作電源電圧 VDD=8~18V |
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