ニュースリリース

　東芝ソリューション株式会社（本社：東京都港区、取締役社長：河井信三）は、企業内のクライアントデバイス（PC、スマートフォン、タブレットPCなど）のセキュリティ強化とTCO削減を実現する「VDIソリューション」を強化します。VDIシステムを構成する製品とサポートサービスを体系化するとともに、VDIに必要なハードウェアとソフトウェアをパッケージ化した「FlexSilver/VDX」を本日から発売します。2012年度に30システムの販売を目指します。

　VDI（Virtual Desktop Infrastructure）は、従来PCクライアント上に構築されていたデスクトップ環境（OS、アプリケーション、データ）を、サーバー上に仮想マシンとして実装・集約したシステムです。サーバー側でデスクトップ環境を一括管理する仕組みにより、利用者をクライアントの管理から解放し、運用を効率化することでTCO削減できます。利用者は、いつでもどこでも自分のデスクトップ環境をセキュアに活用でき、また、スマートフォンやタブレットPCなどでも業務が可能となるため、ビジネスの機動性を高められます。

　このたび当社は、VDIシステムを構成する製品とサポートサービスを体系化しました。中核となるデスクトップ仮想化ソフトウェアには、Citrix社製品およびVMware社製品を活用します。当社VDIソリューションの特長は次のとおりです。

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短期間での導入と利用を実現するパッケージモデル

• 　VDIシステムに必要なハードウェア（サーバー、ストレージ、ネットワーク）と、ソフトウェア（ハイパーバイザー、デスクトップ仮想化）をパッケージ化した「FlexSilver/VDX」を商品化しました。コストパフォーマンスに優れたサーバーユニットや、信頼性で定評のある当社製ストレージArrayFortをベースとしたストレージユニットを提供します。小規模から大規模まで段階的な拡張が可能なサーバーや、フラッシュメモリの活用により、スケールアウト型のコンピューティング環境で高いパフォーマンスを発揮します。また、ソフトウェアのインストールや設定を行った上で出荷することで、システム構築のリードタイムを短縮します。
  　当社は今後さらに、クライアント数や構成製品のバリエーションを拡張したパッケージモデルを商品化していきます。

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より効率的なVDI運用を実現するオプション機能

• 　利用者認証（ICカード認証や生体認証）、データバックアップ、タブレットPCなど、VDI運用をより効率的にするオプションを提供します。例えばICカード認証と社員証と共有化することで、VDIシステムと既存の利用者管理システムを連携することも可能です。今後は、VDIへの移行を容易にする移行ツールや、IT資産管理との連携機能など、オプション機能のさらなる充実を予定しています。

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スムーズな導入・運用を促進するサポートサービス

• 　仮想化・サーバー統合システムで多くの実績を持つ当社ノウハウによるサポートサービスを提供します。PCクライアントの使い方やアプリケーションを導入前に調査し、VDIへの移行計画や運用方法の策定、既存業務の移行検証、性能検証などをサポートします。導入後の運用では、VDIで重要なマスターOSイメージの作成代行や、既存PCからの移行作業などクライアント運用をサポートします。さらに、当社リモート運用センタによるVDIシステム基盤のリモート運用監視サービスを提供します。当社の専門エンジニアによるサポートサービスで、スムーズなVDI導入と運用を実現します。

なお、今回の報道発表にあたり、各社様から次のとおり賛同のコメントをいただいています。

シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社
マーケティング本部　本部長
伊藤 利昭 様

　市場シェアトップを誇るCitrix　XenDesktopを組み込んだ、東芝ソリューションの「VDIソリューション」によって、より多くのお客様に対して、ワークスタイルの柔軟性、業務の効率化、セキュリティの強化、デスクトップ関連コストの最適化が図られることを期待しております。
　短期間でのVDI導入を可能にするパッケージモデルや、より効率的な運用を可能にするオプション機能など、東芝ソリューションの積極的な取り組みにより、VDI導入を望むお客様の需要が喚起され、市場がさらに活性化することを確信しています。

ヴイエムウェア株式会社
パートナービジネス本部　本部長
中村 共喜 様

　ヴイエムウェア株式会社は東芝ソリューションの「VDIソリューション」の発表を心より歓迎いたします。
　弊社の業界をリードする仮想化基盤VMware vSphere及び仮想デスクトップ製品VMwareViewがこの度採用されたことを大変うれしく思います。
　VMware Viewは仮想化基盤VMware vSphereと親和性が高く、運用管理、TCO削減、ユーザエクスペリエンスの向上に最適な製品です。東芝ソリューションの技術力と総合力、ならびにVDI最適化ノウハウとの相乗効果により、信頼性が高くユーザー様にとって利便性の高いソリューションとなることを確信するとともに、仮想デスクトップの更なる普及につながることを期待しております。
　今後も弊社はVDIの発展に向けて、東芝ソリューションと協業してまいります。

【FlexSilver/VDXの価格】

最小構成価格：1650万円（税込み）～
（仮想デスクトップ実行用サーバーユニット：X5650モデル2台、ストレージユニット：14.4TB（600GB X 24）構成、XenDesktop100クライアントライセンス付の価格)

■VDIソリューション構成製品

■FlexSilver/VDX サーバーユニット

■FlexSilver/VDX ストレージユニット

■サポートサービス

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本内容は予告なく変更する場合があります。

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FlexSilver、ArrayFortは、東芝ソリューション株式会社の商標です。

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Intel、Xeonは、米国およびその他の国におけるIntel Corporationまたはその子会社の商標または登録商標です。

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本文中の製品名称はそれぞれ各社が商標として使用している場合があります。