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東芝ソリューション、東芝グループの特許分類・分析システムを構築
~5万件の保有特許の全数をクラウドで「見える化」~

2011年6月22日
  • 東芝ソリューション株式会社

 東芝ソリューション株式会社(本社:東京都港区、取締役社長:河井信三)は、東芝グループが国内外に保有する約5万件に上る特許の全数を「見える化」する特許分類・分析システムを、SaaS「Eiplaza/DA(文書分類・分析)」による東芝グループ向けクラウドとして構築しました。2011年6月より本システムを東芝グループで活用します。東芝ソリューションは、今回の構築実績やグループ活用でのノウハウを基に、特許戦略を進める上で課題を持つ企業を中心に「Eiplaza/DA」を提案していきます。

 東芝グループでは株式会社東芝を中心に、戦略的な特許活動をグループ全体で推進しています。大量の保有特許群を短時間で手軽に「見える化」することは、事業基盤の強化や、新規ビジネス拡大に向けた研究開発の打ち出しなど、効率的な特許戦略を進める上で必要不可欠となっていました。
 具体的には、1)保有する特許情報に、権利維持の目的や製品への適用状況、ビジネスへの貢献度などの「評価情報」を付与して「見える化」し、保有特許の効率的な棚卸や他の事業領域で活用できること、2)自社保有特許と関連する他社の特許を「見える化」することで、技術分野ごとに自社の強みや他社の出願傾向を把握し、特許創出戦略・研究開発戦略の策定に活用できること、などが求められていました。

 これらの実現に向けて、今回、東芝ソリューションは、SaaS「Eiplaza/DA」を利用し、東芝グループの知財担当者や技術者が、大量の特許群をすばやく分類し容易に「見える化」できる特許分類・分析システムを構築しました。本システムは、「手間のかかる特許の分類作業を自動化」、「目的に応じた自動分類結果の容易な編集」などを特長としています。

 東芝ソリューションは、今回の構築実績やグループ活用でのノウハウを基に、特許戦略を進める上で課題を持つ企業を中心に「Eiplaza/DA」を提案していきます。効果的に利用いただくための導入支援サービスや翻訳サービスも提供し、お客様の特許戦略をサポートしていきます。

●「Eiplaza®/DA」の特許への活用について
 大量の特許を自動で分類、特許マップ作成作業の効率化と高付加価値化を支援

<特長>

(1)
自動分類機能による特許の分類作業の工数削減
  • 東芝ソリューションのコア技術である日本語処理技術により、特許情報のテキストで記載されている任意の項目から、自動で分類カテゴリを生成して分類、特許群の傾向を把握
(2)
対話型分類機能による分類結果の容易な編集で特許情報の活用を推進
  • 対話型文書分類機能により、自動で分類された結果を、活用の目的に合わせてマウス操作で容易に編集。分類されたカテゴリ内での詳細分類、不要なカテゴリの削除、同一視すべきカテゴリの統合などが可能
  • 分類結果は、出願人や出願日などの書誌情報とともに、分析の切り口となる2軸マップの軸として利用可能
(3)
全社レベル・グループレベルで活用できるサービス
  • 事前の複雑な設定が不要なため、知財部門、技術部門などさまざまな部門で活用
  • 分類結果や分析結果を部門を越えて共有し活用可能
Eiplazaは東芝ソリューション株式会社の登録商標です。
Eiplaza
https://www.toshiba-sol.co.jp/sol/eiplaza/index_j.htm ((株)東芝のウェブサイト)

 

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