社会貢献活動(国内)

第29回 全国高等専門学校プログラミングコンテスト(阿南大会)
~ 高専プロコンに13年間連続で産学連携協賛 ~

2017年10月27日(土)~28日(日)

 東芝デジタルソリューションズ(株)は、「情報産業のグローバル化に対応できる高度なエンジニアの育成を目指す」との趣旨に賛同し、全国高等専門学校第29回プログラミングコンテスト(以下、高専プロコン)に産学連携協賛しました。2006年に協賛を開始してから13年目となります。

 毎年、高専プロコンの審査員も担当。同時に開催されているNAPROCK国際大会においても協力を継続してきました。この支援は、将来のICTを担う学生が、世界各国の同世代の技術力を実感・体感できる絶好の機会であり、グローバルで活躍する若手技術者(ICT業界を担う人材)の育成につながると考えています。

 2018年10月27日(土)、28日(日)に開催された本選では、当社ICTインフラサービスセンターの泉泰一郎が、予選・本選を審査(自由部門)。本選後にICT企業の観点から優秀なチームを選定して表彰する企業賞では、本賞が設立されてから初めて海外チームを選定、東芝デジタルソリューションズ賞を授与し、話題となりました。


 また、高専プロコン当日は、当社グループ会社の東芝情報システム(株)、東芝ITサービス(株)とも連携し、企業ブースで会社案内や採用資料を配布。高専出身の社員を紹介したポスターの掲示や、最新技術情報の提供(冊子やFacebookカードの配布)も行いました。 さらに、参加者アンケートを取り、優秀な参加学生たちが興味を示している技術や、企業や自分たちの将来をどのように考えているかを調査するなど、高専プロコンをきっかけに産学連携の絆を強めるため、さまざまな観点で活動してきました。


 なお、昨年度は、東京高専で高専プロコン連携シンポジウムも開催され、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)客員フェローで当社の技術統括部の遠藤直樹が、AI、IoTを取り巻く動向や今後について講演。リアルタイムで全国からTwitterに感想やAIのセキュリティ、倫理問題などに関する質問がアップされ、質問への回答や学生との意見交換を行いました。ICT業界で最先端の技術情報を知る視点から、将来の業界を担う学生たちと交流する様子が、国立高専のビデオ会議システム(GI-net)を利用して全国の高専に向けて配信されました。

 当社は、東芝グループ経営理念である『人と、地球の、明日のために。』のもと、2015年に国連で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)達成への貢献に取り組んでおり、本活動もその一環と位置づけています。

 私たちは今後も、若手ICT人材育成支援とICT業界のさらなる発展に貢献していきます。