技術者の素顔

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デジタルマーケティング活動:組織、職種をまたいだ横断活動 門倉 悠真 専攻:人間環境学

大量データ解析に基づくマーケティング戦略立案支援

門倉悠真 写真

東芝では、WEBサイトなどを活用したデジタルマーケティングを行っています。私はマーケティング活動で得られる大量のデータ、例えばアクセスデータや顧客データなどを解析して、コンテンツの優先開発順位の設定や、広告の費用対効果の算出などを行っています。

学生時代は医療の専門職になるための勉強をしていたため、現在の仕事は全く異なる分野であり、わからないこと、上手くいかないことも多いです。しかし、様々な研修への参加や色々な人のサポートを受けることで、業務を円滑に進められます。

上記の業務のほかに、社内の有志の方と一緒に、新規事業の提案活動にも取り組んでいます。私の所属するチームが提案中の事業は、社会問題になっている保育施設や保育士不足を解決するための育児支援ソリューションです。子育て分野の事業は、現在東芝が取り組んでいない分野なのですが、東芝には、自分で考え・企画/提案し、承認されると開発費を獲得できる枠組みがあり、積極的に提案活動をしています。研究開発センター、デザインセンター、知財、営業、企画など、様々な組織・職種の人を巻き込んで活動しており、私にとって常に新しい刺激のある魅力的な活動となっています。この活動は、入社初年度から参加することができ、多くの若手が取り組んでいます。実際、私は1年目から提案活動を行っていました。

リフレッシュ中の門倉悠真の写真

東芝では、新規事業提案の他にも、若手が経営陣に対して提言を行う“若手NEXTプロジェクト”など、通常の業務以外にも自分の考えていること・やりたいことを実現する機会が与えられます。それらを通して、他部門の人とのつながりができ、色々な立場の人の考えを理解するきっかけになるため、企画/提案活動に積極的に参加するようにしています。

業務以外の活動では、東芝ボディビル部に所属しており、昼休みに、事業所内の人たちと体育館やトレーニング室で運動をしています。昼休みにリフレッシュすることで、午後の業務に新鮮な気持ちで取り組むことができます。また、会社の人とチームを組んで大会に参加することにより、他社のチームとの交流も生まれます。個性の強い、色々な方と出会えるのでとても面白いです。

また、大学院の博士課程に進学し、普段の業務とは違う研究もしています。時間的な制約がある中で研究を進める必要があり、大変なこともあります。しかし、効率的に進めるにはどうしたらよいか常に考えるなど、日々工夫をするとともに、家族や周囲の人々のサポートに助けられて、並行して進めることができています。会社とは異なるコミュニティーに所属することで、新しい価値観や会社とは違う軸を持つことができ、非常に良い刺激になっています。

(2019年12月執筆)

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