東芝AI技術カタログ

  • 状態変化検出
  • 異常検知

深層学習モデルを監視する未知データ検知技術

訓練データを使わないことで、メモリを削減しつつ高精度に未知データを検知します。


  • 深層学習モデルに入力されるデータの素性を監視することで、モデルの性能劣化監視に使用することができます。
  • 学習時のデータを参照せず深層学習モデルの重み情報だけで未知データを検知することができるため、省メモリを実現できます。
  • 公開データセットMNIST、CIFAR-100、SVHNに対して従来手法と同等以上の検知性能を維持しつつ、メモリ量を70分の1程度に削減できました。

応用先



  • MLOpsプラットフォームにおけるモデルの性能劣化検知
  • エッジデバイスにおけるモデルの性能劣化検知(省メモリなため)

ベンチマーク・強み・実績



様々な公開画像データで評価した未知データの検知性能と、評価時に追加で必要となるメモリ量
(CIFAR-10で学習したモデルで、MNIST、SVHN、CIDAR-100をそれぞれ未知データとして評価、表中の性能数値は、VGG-13、VGG-16、ResNet-18の各モデルの平均値)
 
    分類確率
による未知データ検知
(従来技術)
マハラノビス距離
による未知データ検知
(従来技術)
提案方法
性能(AUROC) MNIST 93.3 96.5 99.1
SVHN 94.9 96.2 97.0
CIFAR-100 88.8 91.6 91.8
追加メモリ 0.00GB 3.50GB 0.05GB