挑戦しながら前に進めばそこにしかないものづくりと出会える。

[技術(開発設計)] 免取 学

1996年入社 / 所属:小向事業所 センサシステム技術部 / 専攻:工学研究科 原子核工学専攻

気づかれないことに、意味がある。

東芝インフラシステムズという企業は、その名の通りインフラを扱う事業、つまり人々の生活を支える事業を行っています。中でも電波システム事業部が主に扱うのは、レーダのほか、飛行機の管制システムや誘導弾など。国の安全保障にまつわる製品を、防衛省をメインのお客様として製造しています。防衛装備品については「緊急事態が起きたときのために備えるもの」と思っている人もいるかもしれませんが、逆の側面もある。備えているからこそ抑止力となり、何も起こらない日常が守られているのではないでしょうか。

だから、私たちの仕事はいわば、いつもどおりの社会や日常生活を、いつもどおりに守っていくこと。普段は見えないかもしれない、むしろ見えてはいけない、気づかれないことに、私たちの仕事の意義はあります。

気づかれないことに、意味がある。

大切なのは、新しい技術を追い求める姿勢。

かつて軍事研究というものが盛んだったころ、最先端技術は、情報が漏れないよう非常に閉じた世界で、限られた人だけが関わるものでした。いま私たちが行っている防衛装備品の開発設計は、まったく逆のことも行っています。自分たちの開発設計が他の場所でも活かしてもらえるように。逆に、他の企業の技術を官民問わず取り入れて学ぶように。開かれた環境でのものづくりが可能になっているのです。だからこそ私たちにも、ひとつの分野のスペシャリストであることよりも、幅広い知識を持っていることが求められるようになってきました。機械の知識、コンピューターの知識、無線の知識。ほかにも国際政治、放射能、経済、AIや機械学習。挙げればキリがないほど多くの視点で、ひとつの製品は支えられています。ただしどんなときも必須なのは、どんな分野に取り組んでいる人も、新しいものを追いかける姿勢でいること。もっといいもの、未来の世の中をつくるものを、私たちは追求し続けています。

大切なのは、新しい技術を追い求める姿勢。

お客様の近くだからこそ、
何度だって挑戦しよう。

これから電波システム事業部に入ってくるみなさんには、お客様と一緒にものづくりをする楽しさを、ぜひ味わってほしいと考えています。ここで生まれるものは、自分たちのつくりたいものだけを、つくって売ったら終わりじゃない。求められているものは何だろうと考えながら、何度も提案を繰り返す。カタチになった製品を見て、お客様がお礼を言ってくれる。ひとつの製品へフィードバックがあれば、次の製品をもっとよくするために活かしていくことができる。オーダーメイドな製品を扱う仕事には、このようなものづくりを追求できる面白みがあるはずです。それはまた、何度でも挑戦できる環境であるともいえます。提案して、上司からダメ出しされて、ものづくりして、お客様からご意見をもらって。際限なく、ゴールがない。でも、やってみようと手を動かすたび、技術の進化を実感することができるのです。そうして、誰かのため、社会のために、貢献できる仕事を。ぜひ一緒に、その奥深さを学び続けていきましょう。

お客様の近くだからこそ、何度だって挑戦しよう。
  • ※掲載内容は取材当時のものです。