"やってみる"を続けていれば、気づかなかった"好き"にも出会える。

[技術(開発設計)] 山田 亜希子

2004年入社 / 所属:小向事業所 電波応用技術部 / 専攻:工学府 物理情報工学専攻

プロジェクトマネジメントの本質は、決めること。

製造業の技術職というと、何か特定の技術や製品とコツコツ向き合っていくイメージのある方も多いかもしれませんが、私が毎日向き合っているのは、主に人です。お客様をはじめ、設計をする人、製造の人、検査担当の人。とにかく多くの人と相談をしたり、調整したり。それが、プロジェクトマネージャーです。プロジェクトマネージャーが担うべき仕事は、数え切れないほどあります。打ち合わせやスケジュール管理、トラブル対応といったことだけでなく、ちょっとした変更点を担当の人にどんな伝え方をするべきか考えてみることも、各職種や部署の意見の違いをどんなふうに調整しようかと検討することも。名前のないような小さくて、しかしそれによりものづくりへ大きな影響を与える調整や検討を、毎日数多く行っているのだと考えています。
たくさんのタスクがある中で核となるのは、ものづくりをどうしていくか決定することだと、私は考えます。私たちにとって、ものづくりはみんなで行うもの。だからこそ、それぞれの立場にはいろんな考えがあるものです。それをすべて個人に委ねてしまえば、ものづくりは前に進むことができない。だから誰かが、「こういう方針で進めます」「あなたはこれをやってください」と決める役割が必要なのです。その大切な判断を担うのが、いまの私。とても重要な役割であり、いつもその責任を意識しています。

プロジェクトマネジメントの本質は、決めること。

自分にとって本当に大事なのは、人と関わるものづくりだった。

入社してから、私は幅広く様々なことへのチャレンジをしてきたと、振り返って思います。身近な製品を研究したいと入社時はおもっていたけれど、気象レーダを扱うようになり、お客様と近い距離でものづくりを行うことの楽しさを知りました。研究職はやりきったと感じたタイミングで社内公募に手を上げたことで、それまでとはまったく異なるプロジェクトマネージャーという仕事にも出会えました。なにより大きな発見は、私は様々な人と関わり合いながら仕事をするのが向いているのだということ。ひとりでひとつのことに取り組むことよりも、周りの人と向き合いながら何かつくりあげることに楽しさを見い出すタイプなのだと気づくことができました。やってみようと行動しなければ、得られることのなかったやりがいだと思います。特定の技術や製品に対してやりたいと狙い撃ちするのももちろん素敵なことだけれど、まったく違う領域にチャレンジしてみれば、新たな面白さがある。これを、私はいまのポジションで実感しているのだと思います。

自分にとって本当に大事なのは、人と関わるものづくりだった。

仕事の疲れは、仕事の仲間とのお肉で!

仕事をする上で、落ち込むことや疲れてしまうことはつきものだと思いますが、そういうとき、私は周りの仲間に助けてもらっています。とくに残業したな、疲れたな、と思う日は、仕事仲間とそのまま焼肉へ!事業所の近くの焼肉屋さんで楽しく肉を食べて発散する会が、定期開催されています。

仕事の疲れは、仕事の仲間とのお肉で!
  • ※掲載内容は取材当時のものです。