エンタープライズ向けブロックチェーン「DNCWARE Blockchain+」の新バージョンを提供開始
~AIエージェント時代の「共創」を支える、信頼性の高いデータ共有・流通を実現~
2026年1月30日
東芝デジタルソリューションズ株式会社
東芝デジタルソリューションズ株式会社(本社:神奈川県川崎市、取締役社長:島田 太郎、以下 当社)は、エンタープライズ向けブロックチェーン「DNCWARE Blockchain+」について、新バージョンの提供を本日から開始します。
本バージョンでは、複数企業間でのデータ連携時の信頼性をさらに向上させるための機能強化を実施しました。企業間の垣根を越えて安心してデータを共有できる「分散型データ流通基盤」として、生成AIやAIエージェントが活用される時代を見据えた新たなビジネスやサービスの共創を支えていきます。
DNCWARE Blockchain+は、東芝グループが長年培ってきたクラスタ技術(注1)を基に開発したエンタープライズ向けブロックチェーンです。企業用途に求められる高信頼とアプリケーション開発のしやすさ、一般的なビジネス用途に配慮したアクセス制御と管理権限などを特徴としています。
ブロックチェーンは、暗号資産(仮想通貨)を実装するために生まれた技術ですが、そのデータ構造や仕組みにより、データの改ざんが困難という特性が注目され、さまざまなビジネス領域での活用が広がっています。実際に当社のDNCWARE Blockchain+は、自治体向けの電子契約システム(注2)や、物流管理システム(注3)などさまざまな領域で活用されています。
近年、複雑化する社会課題と急速な変化に対応するため、多様な知恵とリソースを結集し、価値を共創するDXが求められています。また、生成AIやAIエージェントの活用も広がる中、データの真正性や透明性を担保する仕組みは、ますます重要になっています。
そこで今回、DNCWARE Blockchain+では、ブロックチェーンの基本的な仕組みを強化するとともに、機密性の高いデータを安心して共有できる機能を追加しました。これにより、設計情報や検査・品質データなど慎重な取り扱いが求められるデータを取り扱う製造業の共同プロジェクト、行政サービスのデジタル化、物流とデジタル通貨決済の高度な連携、カーボンクレジットの透明性確保、電池のリユース促進など、産業の垣根を越えて幅広い分野で共創による新たな価値創出が期待されます。
■DNCWARE Blockchain+ 新バージョンの特長(強化ポイント)
(1)利用者側でのトランザクション検証を可能とし、データの信頼性を向上
データの正当性をリアルタイムで自動検証できる機能を追加しました。利用者は操作や暗号技術の専門知識を必要とせず、安心してデータを利用できます。
(2)ブロックチェーン間の相互運用性を向上し、エコシステム構築を加速
ブロックチェーンの応用範囲を拡大するためには、イーサリアム(注4)に代表されるパブリックブロックチェーンが形成するエコシステムと連携することが不可欠です。本バージョンではDNCWARE Blockchain+上のトランザクションを、イーサリアム上のスマートコントラクトなどで安全に直接検証できるようになりました。これにより、例えば、DNCWARE Blockchain+で発行されたNFT(注5)の移転証明をイーサリアム上で直接検証し、そのまま移転処理を実行できます。仲介者や第三者を介する一般的な方式に比べ、より安全で透明な仕組みを実現し、ブロックチェーン間の連携をスムーズに進められるようになりました。
(3)秘密分散ストレージ機能で、機密データを安全に共有
新たに秘密分散ストレージ機能を追加しました。データを複数の断片に分割し、所定数の断片を集めた場合にのみデータを復元できる高度な技術です。アクセスはDNCWARE Blockchain+のシステムが制御し、指定された相手のみがデータを復元・入手できるようにしました。機密性の高いデータを安全に共有することが可能です。
■DNCWARE Blockchain+ のラインアップ
当社は今後も、実用性を重視した機能強化を進めるとともに、基盤だけではなく、その上で展開されるサービスの共創にも取り組んでいきます。DNCWARE Blockchain+をビジネスやサービス共創の中核技術として提供し、社会全体のDXと持続可能性の推進に貢献していきます。
注1:複数のサーバーをあたかも1台のサーバーと見なして稼働させる技術
注2:東芝デジタルソリューションズニュースリリース(2023年5月):ブロックチェーンを活用した電子契約システムの提供開始
https://www.global.toshiba/jp/company/digitalsolution/news/2023/0509.html
注3:東芝デジタルソリューションズニュースリリース(2024年8月):三井倉庫ロジスティクスがブロックチェーン技術を活用した物流管理システムを本格稼働
https://www.global.toshiba/jp/news/digitalsolution/2024/08/news-20240807-01.html
注4:スマートコントラクトと呼ばれるプログラムをブロックチェーン上で実行できるようにしたことで、ブロックチェーンをアプリケーション基盤として利用可能にした代表的なブロックチェーン
注5:「Non-Fungible Token(ノン-ファンジャブル トークン)」の略。ブロックチェーンの技術を使った、替えが利かない一点ものの暗号資産
- DNCWARE Blockchain+は、東芝デジタルソリューションズ株式会社の日本またはその他の国における登録商標または商標です。
- その他、本文章に記載されている社名および商品名はそれぞれ各社が商標または登録商標として使用している場合があります。
- ニュースリリース/トピックスに掲載されている情報(サービスの内容/価格/仕様/関連リンク/お問い合わせ先など)は、発表日現在の情報です。
予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
- エンタープライズ向けブロックチェーン「DNCWARE Blockchain+」
https://www.global.toshiba/jp/products-solutions/ai-iot/blockchain.html


