環境ニュース

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令和4年度東京都夏のHTT推進期間における優良取組選定企業の表彰について

2022年11月25日

 東芝インフラシステムズ株式会社(以下、当社)府中事業所で実施した「社内ポータル(デマンドEYE※1)を使った電力量の削減」の取り組みが、東京都HTT・ゼロエミッション推進協議会※2より、夏のHTT※3推進期間における優良取組として表彰され、11月25日(金)に選定企業の表彰式が行われました。

表彰式の様子
(前列中央 東京都小池都知事、後列右から3番目 東芝インフラシステムズ 府中事業所辻所長)

夏のHTT 優良取組選定企業 賞状

 東京都は、気候変動への対応だけでなく、中長期的なエネルギーの安定確保につなげる観点から取組を強化・加速しており、7月1日から9月30日までを「夏のHTT推進期間」として設定し、都民・事業者に、熱中症対策に配慮しながら、電力のHTT(Ⓗ減らす・Ⓣ創る・Ⓣ蓄める)の協力を都民及び事業者に依頼しています。さらに電力ひっ迫が想定されている冬の取組につなげていくため、都内で夏の推進期間における節電等の取組を募集し、優良な取組事例について周知・展開しています。

 当社もこの取り組みに賛同し、東京都府中市にある府中事業所における徹底した節電の取り組みや、電力ひっ迫時の特別施策実施等について応募、この取組みが評価され、今回、夏のHTT推進期間における優良取組選定企業として、表彰される運びとなりました。

 表彰された「デマンドEYEを使った電力量の削減」の取り組みは、使用電力をリアルタイムに社内ポータル(デマンドEYE)に表示し、また建家別に使用電力の明確な目標値を設けて使い過ぎを防止することで、全従業員の意識・モチベーション向上に繋がりました。更に期間中、使用電力が契約電力を超過する恐れがあった4日間で省エネ特別対策を実施し、一日あたり約300kW~500kW使用電力の削減効果を得ることができました。

デマンドEYE 使用電力をリアルタイムに社内ポータルに表示

デマンドEYE 建家別に使用電力の目標値を設けて使い過ぎを防止

 また、府中事業所では、冬のHTT推進期間(12月1日から2023年3月31日まで)に取り組む節電対策「働き方に合わせたエアコン自動OFF制御による電力量削減」を宣言し、引き続き東京都のHTT推進の取り組みに賛同し取組を行います。

 東芝グループは、「環境未来ビジョン2050※4」を掲げ、2050年までにカーボンニュートラル化の実現を目指しています。当社は今後も、省エネ活動を推進し、環境負荷低減に努め、脱炭素社会をはじめとするさまざまな社会課題解決に貢献し、温室効果ガスの削減に貢献します。

  1. 使用電力をリアルタイムに表記できる社内ポータル、親しみやすいペットネーム(デマンドEYE)として設定
  2. 電力のHTT推進とゼロエミッション東京の実現に向けた課題の共有や対策を進めるため、知事を会長とする協議会
  3. “HTT<H減らす・T創る・T蓄める>“をキーワードとした、節電やエネルギーの安定確保につながる取組み
  4. 東芝グループが策定した、脱炭素化や循環経済への対応などグローバルな視野に立った新たな長期ビジョン

関連リンク

東京都:HTT・ゼロエミッション推進協議会
https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/cross-efforts/zeroemi/

東芝:東芝グループ環境未来ビジョン2050
https://www.global.toshiba/jp/environment/corporate/vision/vision2050.html