環境ニュース

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低CO₂川崎ブランド’22の認定について

2022年11月08日

東芝インフラシステムズ株式会社

 東芝インフラシステムズ株式会社(以下、当社)小向事業所で開発した「海外DVOR装置(TW4133)」が、低CO2川崎ブランド等推進協議会※1により、2022年度の「低CO2川崎ブランド※2」の認定を受けました。

 「低CO2川崎ブランド」は、川崎市が低炭素社会の実現のため、市内の企業が有する優れた環境技術によりCO2削減につながる製品・技術、サービスを認定するものです。当社も川崎市の「経済」と「環境」の好循環を図る低炭素社会の実現への取り組みに賛同し、川崎市にある小向事業所から毎年応募を続けており、「低CO2川崎ブランド」においては今回で10年連続(18製品)の認定をいただいています。

 認定された海外DVOR装置(TW4133)は、ドップラー効果※3を利用した電波により、航空機に方位情報を提供する装置で、空港及び航空路における無線標識施設として、航空機の安全で効率的な運航のために重要な役割を担っています。また、本装置は高周波回路の基板実装技術と信号処理技術を駆使し、小型化と省エネ化を実現することで、同社従来製品と比較して約66%のCO2排出量を削減し、温暖化防止に貢献していることが評価されています。

 東芝グループは、「環境未来ビジョン2050※4」を掲げ、2050年までにバリューチェーン全体のカーボンニュートラル化の実現を目指し活動を推進しています。当社は今後も、インフラサービスカンパニーとして社会に提供する強靭性の高いサービスと最先端の技術の提供により、気候変動の緩和と適応に貢献していくことを目指します。

海外DVOR装置(TW4133)
  • 川崎市と産業支援団体等で構成
  • 原材料調達から廃棄・リサイクルまでのライフサイクル全体を通じて従来製品などと比較し、CO2がより削減された川崎発の製品・技術などを認定する制度
  • 波の発生源が移動、あるいは観測者が移動することで観測される周波数が変化する現象のこと
  • 東芝グループが策定した、脱炭素化や循環経済への対応などグローバルな視野に立った新たな長期ビジョン

関連リンク

川崎市:低CO2川崎ブランド等推進協議会 認定製品・技術、サービス
https://www.k-co2brand.com/brand/products/list22/detail/prd05.php

東芝:東芝グループ環境未来ビジョン2050
https://www.global.toshiba/jp/environment/corporate/vision/vision2050.html