下水道展’26東京(東芝グループブース)[展示会・イベント レポート]

本展示会では東芝グループブースにご来場いただき、誠にありがとうございました。

今回の東芝グループブースは「ともに創る、水の未来 ー上下水道インフラの持続的発展ー」をテーマとして、東芝 社会システム事業部、東芝インフラテクノサービス、東芝テリーが出展いたしました。

今回の出展品の中からトピックスをご紹介いたします。

東芝の出展品の中からは、回転繊維体を用いたOD法向け前処理装置「HabukiTM(ハブキ)」をご紹介します。

下水処理施設におけるOD (オキシデーションディッチ) 法とは、下水 を浅い循環水路で曝気させつつ、微生物の反応を利用して汚れを分解する水処理方式です。HabukiTMは、循環水路(反応タンク)の手前に設置し下水を処理することで、反応タンクへの汚濁負荷や消費電力を削減できる、新しい水処理装置です。立体網目構造の回転繊維体は従来OD法の約10倍の微生物を保有。それを筐体内で1分間あたり最大3回とゆっくり回転させて、下水中の汚れを分解します。

「HabukiTM」の名前はその特長である3つの「省く」を表しています。HabukiTMで前処理をすることで、反応タンクでの曝気にかかる時間と電気代を削減することが可能(コストを「省く」)、また、回転繊維体によって短時間で汚濁負荷を低減できるため、従来のOD法の約2倍程度の下水を処理できるので、反応タンクの系列数を削減することが可能(スペースを「省く」)、さらに、シンプルな構造のため、メンテナンスも簡単です(手間を「省く」)。

東芝は、日本下水道事業団との共同研究としてこれまで全国数か所の自治体にて実証実験を行っており、特に微生物の活動の低下が懸念される寒冷地での性能評価のために、福島県磐梯町で冬季4ヶ月にわたる実験を行って、実用に耐えうるとの結果を得ました。今後の実使用に向けてさらなる展開をしてまいります。

HabukiTMは令和6年度の日本下水道事業団新技術I類に選定されたほか、Good Design賞や機械工業デザイン賞も受賞。今回の展示会では、回転繊維体の実物サンプルと、フタを開けられる筐体モックを設置して、扱いやすいコンパクトかつシンプルなデザインを体感いただける展示といたしました。

東芝インフラテクノサービスについては、「上下水道施設の維持管理」をご紹介します。

当社は、社会インフラ業界での長年の経験を活かし、自治体の上下水道設備に社員が常駐して、施設の保守・点検・診断・修繕といった維持管理サービスをご提供しています。管理業務においては、設備台帳の作成、機器・メンテデータ収集、更新、分析、分散型設備の一元管理まで対応可能です。
また、AI・IoTを活用した施設運用の最適化や、異常診断を実現する東芝の上下水道総合プラットフォーム「TOSWACS NestaTM」を活用することで維持管理の高度化・効率化を実現します。これにより、省力化・省エネ・省資源化を推進するとともに、全国の公共施設・設備において喫緊の課題となっている技術継承や人材不足への対応にも貢献できます。

これからも、暮らしになくてはならない水資源を守り、未来につなぐ東芝グループにご期待ください。