JECA FAIR 2026 ~第74回電設工業展~[展示会・イベント レポート]
本展示会では東芝ブースにご来場いただき、誠にありがとうございました。
今回の東芝グループ出展品をご紹介します。
今回の東芝グループブースは「お客様と共に目指す、"電設の"さらなる進化 ~新しい未来のために。東芝の遠隔監視・省施工・省エネソリューション」をテーマとして、東芝、東芝ライテック、東芝産業機器システム、西芝電機、東光東芝メーターシステムズが出展いたしました。
今回の東芝の出展のメイントピックスは、電源設備遠隔サービス「T-synags™」です。これまでの設備監視・保全では、主に"TBM(時間基準保全:Time Based Maintenance)"という、稼働開始から何年経ったかという基準でのメンテナンスや更新提案を行っていましたが、これでは設置環境や使用状況に応じた適切な対応が十全ではありませんでした。東芝の遠隔監視サービスでは、"CBM(状態基準保全:Condition Based Maintenance)"をキーワードに、最適化した保守提案を行っていきます。
例えば、設備の置かれている環境をセンサーでモニターし、適切なタイミングでの点検・清掃を提案したり、スイッチギア・変圧器の絶縁状態を1時間ごとに自動診断する、発電設備やUPSおよびSCiBをリアルタイムで監視する、といった総合監視で設備機器の状態把握を行うほか、万一の故障の際にも、どの箇所がどう故障したのかといった情報を遠隔で取得できるので、タイムロスなく部品を持って修理・交換に駆けつけることができます。
展示ブース中央にはこれらの機能をご覧いただけるVCB盤を、今回初出展いたしました。
これまでは盤前面に付いているマルチリレーを単品で展示していましたが、今回、盤に組み込んだ形で展示することで、実際の規模感や操作感を確認いただけるデモ機となっています。また、透明な側面板をはめ込んだ内部が見えるモックにすることで、「T-synags™」でモニターするための絶縁診断システムや環境センサーなどの設置例もご覧いただけるようにしました。
環境センサーは、現場の温度、湿度、汚損度、塵埃などを測定して、ワンセットになったWi-Fiルータからセンターにデータを送信します。絶縁診断は、電源を停止せずにマグネットで取り付け可能な「TEVセンサ」で、絶縁劣化や真空度の低下が原因で起こる「部分放電(PD)」をキャッチします。
会場ではこのVCB盤モックを中心に、UPS(無停電電源)、SCiB、発電機、スイッチギアといった機器・システムを周囲に展示し、実際の運用をイメージいただきやすい展示を行いました。
東芝ライテックの展示からは、省施工・高効率・快適性を備えた「LED高天井器具 One Fitシリーズ」をご紹介します。
従来は一体構造だったアーム形取付金具を分離式に変更し、業界初注1となる「バネ式保持具」を採用したことで、器具本体の小形化・軽量化を実現。さらに電動工具での取り付けが可能になったことで、施工時間の大幅な短縮を実現しました。
本展では、製品個装の段ボール箱の小形化や器具本体の軽量化サンプルを触っていただき、従来品からの小形化・軽量化を実際にその場で実感いただける展示を行いました。
また、業界トップクラスの高効率注2で、ランニングコストを抑えた長時間運用ができるほか、これも業界初注3となる、100%から約1%までの調光機能を実装。非常時の体育館等での避難生活の際には、従来の約5%調光でも真下で横になると眩しくて寝られない、といった声があったことから、より快適な環境を柔軟に提供できる仕様といたしました。
注1:LED高天井器具において。対象機種:One Fitシリーズ LEDJ-11007N-LD9 1灯用形状タイプと、当社従来品 LEDJ-11005N-LD9 1灯用形状タイプとの比較。2026年3月27日現在、東芝ライテック調べ。
注2:LED高天井器具において。対象機種:One Fitシリーズ LEDJ-11007N-LD9他 1灯用形状タイプ。2026年3月27日現在、東芝ライテック調べ。
注3:LED高天井器具において。対象機種:One Fitシリーズ LEDJ-11007N-LD9他 1灯用形状タイプ。2026年3月27日現在、東芝ライテック調べ。
東芝産業システムの出展は、省エネ法に基づいて2026年4月より完全適用された「第三次トップランナー変圧器」の基準に適合した、「2026トップランナー変圧器」です。
旧JIS品と比較してエネルギー消費効率が大幅に向上しただけでなく、絶縁油に菜種油を使うことで、土壌汚染や火災リスクを予防し、菜の花を育てるライフサイクルでの二酸化炭素吸収も期待できます。
発電機の製造・販売に80年の歴史を持つ西芝電機は、水力発電やバイオマス発電などの再生可能エネルギーを活用したカーボンニュートラルの実現に欠かせない発電機を、カットモデルで展示。
実際に回転する様子を見られるほか、遠隔監視サービスとも接続して、その状態監視の様子をデモンストレーションしました。
東光東芝メーターシステムズは、一般産業用スマートメーター「SmaMe-TypeM」を出展。
ビル・施設オーナーが各テナントに電気代を請求するための、取引・証明用計器として使用できる型式承認を取得しており、東光東芝独自の電文のほかMODBUS RTU通信プロトコルにも対応しているため、容易に検針システムを構築できます。また、クラウド検針サービス「Cloud TOSCAM」に接続することで、日報・月報・料金一覧等の帳票出力機能を備えているため、お客さまの運用に沿ったシステムを構築することができます。
これからも、長年の経験と最先端の技術の融合で、お客様のニーズに幅広くお応えする、東芝グループの製品とサービスにご期待ください。

