ロジスティクスソリューションフェア2022[展示会・イベント レポート]

展示会レポート

本展示会では東芝グループブースにご来場いただき、誠にありがとうございました。

今回の展示の中から東芝グループ各社のトピックスをご紹介します。

本展示会では、東芝デジタルソリューションズ、東芝テック、東芝システムテクノロジーに加え、協力会社であるウイングアーク1stが共同出展し、東芝が物流分野で長年培ってきたノウハウを活かした、各種ソリューションをご紹介いたしました。

庫内向けソリューションのメインとなるのは、東芝デジタルソリューションズの倉庫管理ソリューション「LADOCsuite/WMS」です。
倉庫・配送・事務方の3種が、物流業務の主なカテゴリですが、そのうち倉庫での入出荷や棚卸業務だけでなく、車輛への積付作業まで含まれるのが、この東芝のソリューションの特徴です。
倉庫全体の作業進捗だけでなく、伝票単位・車輛単位の状況を確認したり、出荷や在庫の分析から、マスタで管理したルートに振り分けて、作業計画を効率化することが可能です。

また、複数のシステムよりデータを集め様々な角度で配送データを行う分析ツールであり、さらには配送案件ごとに可視化および管理が可能な「IKZO」(ウイングアーク1st)や、これらのデータを可視化し、また外部システムとの連携で例えば入出荷情報や在庫予測など、様々なデータを集約・分析して、経営指標として可視化のできる、BIツール「MotionBoard」も合わせてご紹介しました。

ハンディターミナルを持たずにウェアラブルグラスに映し出された色と映像に従ってピッキングやアソート作業ができる「EQSURV Pickingピッキング支援システム」(東芝システムテクノロジー)などのシステムも、このWMSと連携することにより作業効率を向上することができます。なお、今回の出展ではコロナ対策として、「EQSURV Picking」のゾーンではオンラインで接続した説明員が、会場の来場者にデバイスの解説をするなど、新しい取り組みも実施いたしました。

東芝テックの出展は、RFIDを活用した倉庫内物流管理システムの「RFLogispert」を中心としています。

従来、人手で商品の確認・読み上げなどを行っていた入出荷管理や検品、ピッキング作業も、RFIDタグを活用すれば、RFIDゲートを通ったり、RFIDハンディターミナルをかざすだけで、瞬時に情報を管理・共有できます。
また、物流パレットやカゴ台車などの什器にRFIDタグを貼付することで、どの什器がいつどこに送られたのかを一元管理でき、偏在による不足や、配送の無駄を防ぐといった使い方も可能。これらの情報は、追跡・所在管理サービス「LADOCsuite/LogiTrace」や「RF Bellapassa」で管理されます。

また、こうした一連の作業の中、倉庫・配送業務と事務側では、データ共有だけでなく口頭での指示や連絡も頻繁に発生しますが、従来の連絡手段である館内放送、トランシーバー、スマートフォン通話では、騒音で放送が聞こえない、電話に出られない、通話が聞き取れない等の課題がありました。
通話内容を音声認識してテキストで記録し、クラウドで共有して担当者の端末に表示したり、テキスト入力された内容を合成音声で連絡するなどのフレキシブルな使いかたが可能な、東芝デジタルソリューションズの「RECAIUS フィールドボイスインカム」は、物流倉庫現場で使用されているAndroid搭載ハンディターミナルにもインストールが可能。持ち歩く端末を増やすことなく、よりスムーズな業務連携を実現できることも、今回の展示でデモンストレーションいたしました。

様々な業種・商品に合わせた柔軟なカスタマイズと、長年の経験に裏付けられた東芝グループの総合力で、社会の重要なインフラである物流をトータルケアしていく東芝のソリューションに、今後もご期待ください。