購買統計データと健診統計データを活用した食環境整備事業の実証実験を豊橋市で実施
~「スマートレシート®」を活用し、野菜摂取量の増加および減塩に向けた食生活を提案~
2025年11月4日
株式会社ヤマナカ
 株式会社オークワ
 東芝テック株式会社
 東芝デジタルソリューションズ株式会社
 株式会社ヤマナカ(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:中野義久、以下「ヤマナカ」)、株式会社オークワ(本社:和歌山県和歌山市、代表取締役:大桑弘嗣、以下「オークワ」)、東芝テック株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:錦織弘信、以下「東芝テック」)、東芝デジタルソリューションズ株式会社(本社:神奈川県川崎市、取締役社長:島田太郎、以下「東芝デジタルソリューションズ」)は、愛知県豊橋市(以下「豊橋市」)と共同で、市民の野菜摂取量の増加および塩分摂取量の減少に向けた食生活の啓発を目的とした実証実験を、2025年11月15日から12月14日まで豊橋市で実施します。
  本実証実験は、東芝デジタルソリューションズが豊橋市と締結している「豊橋市健幸なまちづくりパートナーシップ」の連携事業の一環です。また、2025年度の愛知県「あいちデジタルヘルスコンソーシアム」におけるデジタルヘルス共創促進事業(新サービス等の創出支援)としても採択されています。
 豊橋市では、血糖値やHbA1c(ヘモグロビンA1c)、血圧が高い市民の割合が全国や県平均に比べて多いため、その改善策として、市民の野菜摂取量増加、塩分摂取量の減少を目的に、市民の購買行動の分析・調査を検討されておりました。
  本実証実験では、東芝テックの電子レシートサービス「スマートレシート®」から得られる食品の購買統計データと、豊橋市が保有する健康診断の統計データを連携させ、年代や性別ごとに野菜の購買量や塩分の多い食品の購買動向と健康状態を分析し、市内のエリア別の課題を把握します。
  この分析結果をもとに、ヤマナカおよびオークワが市内で展開する合計4店舗において、「スマートレシート®」のアプリ上で応募できるキャンペーンを実施します。本キャンペーンでは、摂取が推奨される野菜を使ったレシピの提案を店舗内で行うほか、店舗に設置されたカゴメ株式会社(以下、「カゴメ」)が提供する推定野菜摂取量測定器「ベジチェック®」を活用し、測定結果に基づいて不足している野菜の購買を促進する取り組みを行います。
  ※上記、事実と異なる表記が記載されておりましたので、以下の通り、表現を正しく修正致しました。
  「スマートレシート®のアプリで、摂取が推奨される野菜を使ったレシピの提案」→「店舗内で、摂取が推奨される野菜を使ったレシピの提案」といった趣旨に訂正(2025/11/4)
 
  これにより、野菜の購買行動への影響や、野菜摂取に関する意識の変化を検証し、今後の食環境整備に向けた施策に活用していきます。
■ 実証実験の概要
- 実施期間
2025年11月15日(土)~12月14日(日) - 対象店舗
・ヤマナカ豊橋フランテ館(野菜売り場付近)
豊橋市中野町字平北88-19
・ヤマナカ汐田フランテ館(野菜売り場付近)
豊橋市牟呂町扇田21-1
・ヤマナカ西羽田店(野菜売り場付近)
豊橋市西羽田90番地
・オークワ豊橋ミラまち店(イートインスペース付近)
豊橋市曙町字松並101番地9 - 販促キャンペーンの内容
対象店舗にて、「スマートレシート®」を活用し、来店者の野菜摂取を応援する以下のキャンペーンを実施します。 
1)「ベジチェック®」で野菜摂取レベルを測定し、ポイントGET!!
 「スマートレシート®」の会員バーコードを測定器にかざして「ベジチェック®」を実施すると、抽選で10名の方に2,200ptのスマートレシートポイントが当たります。
2)管理栄養士監修レシピの紹介
 豊橋市保健所の管理栄養士が監修した冬野菜を使ったレシピを店舗内で紹介します。対象野菜を、「スマートレシート®」を提示して購入すると、抽選でスマートレシートポイントが当たります。
3)小学生による野菜PRポスターの展示
 市内小学生が作成した、野菜摂取を呼びかけるPRポスターを実施店舗に掲示します。
4)モニター参加者の募集
 50歳以上の方を対象に、1か月間継続してキャンペーンに参加いただけるモニターを、各店舗で20名ずつ募集します。参加者には、最大1,100ptのスマートレシートポイントをプレゼントします。
4. 各社の役割
| 企業・団体名 | 役割 | 
|---|---|
| ヤマナカ | 実証実験場所の提供 | 
| オークワ | 実証実験場所の提供 | 
| 東芝テック | 健診統計データと購買統計データの分析、「スマートレシート®」を活用した販促 | 
| 東芝デジタルソリューションズ | 実証実験の企画・データ分析、「スマートレシート®」データの提供 | 
| 豊橋市 | 食環境整備事業「とよはし健幸ごはん」の主催 | 
| カゴメ | 「ベジチェック®」を通じた野菜摂取の啓発、およびデータの提供 | 
■「ベジチェック®」の概要
 手のひらをセンサーにかざすだけで、自身の推定野菜摂取量が30秒で測定できる機器です。測定の簡便さが特徴で、他のサービスと組み合わせることで、行動変容を促すことが期待されます。
公式サイト:https://healthcare.kagome.co.jp/service/vege-check
※「ベジチェック®」はカゴメ株式会社の登録商標です。
 ※「ベジチェック®」は医療機器ではありません。表示値はあくまでも目安となります。
 
 ■「スマートレシート®」の概要
 東芝テック株式会社が開発、運営し、東芝デジタルソリューションズ株式会社が運営を支援している電子レシートサービス「スマートレシート®」は、会計時に通常は紙で提供される購入商品の明細レシートを電子化し、電子レシートセンターでデータとして管理、提供するサービスです。お客様の手元に紙のレシートを残さなくてもスマートフォンで購入履歴をいつでも確認することができ、お客様の買い物における利便性の向上につながるとともに、加盟店における紙レシートの発行コスト削減や紙資源の使用量の低減に貢献します。
公式サイト:https://www.smartreceipt.jp/ 
 法人向けサイト:https://www.toshibatec.co.jp/products/pos/smartreceipt/
※「スマートレシート®」は東芝テック株式会社の登録商標です。


