ニュースリリース

～マンパワーに頼る属人的な業務プロセスから脱却し、効率的な業務運営と生産性向上を実現～

2025年5月20日

東芝デジタルソリューションズ株式会社

　東芝デジタルソリューションズ株式会社（本社：神奈川県川崎市、取締役社長：島田 太郎、以下 当社）は、個別受注生産から大量生産まで多様な生産形態に対応する新たな製造実行システム「Meister MES NEO」の提供を本日から開始します。「Meister MES NEO」で収集したデータをものづくりデータ統合基盤に集約することで、現場改善だけでなくスマートファクトリー化の実現を加速します。

　製造業界は、世界的なスマートファクトリー化やデジタルトランスフォーメーション（DX）の動きの中で、さらなる進化が求められています。一方、国内では生産年齢人口の減少による労働力不足が課題となっており、従来の属人的なノウハウに依存した業務の進め方からの脱却が急務です。このような環境において市場競争力を高めていくためには、マンパワーに頼る業務プロセスから脱却し、製造現場のデジタル化による生産性の向上、コスト削減、品質管理の強化を実現するMES（製造実行システム）の導入が不可欠となっています。
　当社は、2003年より半導体製造業向けMESソリューションの販売を始め、2015年に「Meister MES」の提供を開始し、東芝グループのほか多くのお客さまの半導体製造工場や電気機器製造工場に導入してきました。今回、エネルギーやインフラといった領域も含めて、東芝グループの多種多様な製品・生産形態の知識や長年培ったノウハウを集約し、あらゆる生産形態に対応できる新たな製造実行システム「Meister MES NEO」を開発しました。

　「Meister MES NEO」は、ERPやスケジューラで作成された計画を元に生産指示や生産データの収集を行い、製造現場のリアルタイムな状況をデジタル化することで生産量の維持や増産への対応を可能にし、効率的な業務運営と生産性の向上を実現します。さらに、収集したデータを当社の「Meister Factoryシリーズ」など、ものづくりに関わるデータを統合管理する「ものづくりデータ統合基盤」に集約することで、現場改善からスマートファクトリー化までの実現が可能になります。