ニュースリリース

分散・連成シミュレーションプラットフォーム VenetDCP 中国での販売に向けた代理店契約を締結

~中国ComfortUniとの連携により、電気自動車(BEV)のモデルベース開発(MBD)を促進~

2023年8月1日

東芝デジタルソリューションズ株式会社

 東芝デジタルソリューションズ株式会社(本社:神奈川県川崎市、取締役社長:岡田 俊輔 以下、当社)は、上海适宇智能科技有限公司(以下、ComfortUni)と、当社の分散・連成シミュレーションプラットフォーム VenetDCP 注1の中国における販売に関する代理店契約を締結しました。当社のVenetDCPを、ComfortUniが中国国内のバッテリー式電気自動車(Battery Electric Vehicle : BEV)開発企業へ提供していくことで、BEVの効率的で高品質な開発に貢献します。

 当社のVenetDCPは、自動車メーカーやサプライヤーで普及が進んでいるモデルベース開発(Model-based development : MBD)をより広く大規模に適用するために、多くのモデル、異なる開発ツール、異なる企業間をサイバー空間で結びつけて分散・連成シミュレーションを行い、共同検証できる環境を提供します。

 バッテリー式電気自動車(BEV)の開発において、バッテリー、走行、空調の熱や電力を統合制御する熱マネージメントが重要です。
 ComfortUniは、熱マネージメントシステムの開発とシミュレーションの先端技術を持ち、当社と共にComfortUniの中国国内の顧客に対してVenetDCPを活用した熱マネージメントシステムのモデルベース開発(MBD)を提案していきます。
 また、ComfortUniは、上海交通大学との強く友好的な関係性に基づき、上海交通大学でのバッテリー式電気自動車(BEV)および熱マネージメントの研究におけるVenetDCPの活用支援、モデルベース開発(MBD)の教育に関する技術交流を行っていきます。

■ ComfortUniについて
ComfortUniは2017年5月の設立以来、「新エネルギー車のエネルギー効率を1ジュールでも改善し続けること」を自らの目標に定めて活動しています。技術チームは自動車の空調、ヒートポンプ、熱管理、クラウドベースのデータ管理、制御アルゴリズムといった、バッテリー式電気自動車(BEV)の熱マネージメントシステムの領域で革新的な研究開発に注力してきました。それらの繰り返しの中から、ComfortUniは独自の知的財産を築き、実践することで社会の生産性向上に貢献しています。そして今では多くの自動車メーカーから高い認知を得ています。
<ComfortUni HP(中国語ページ)>
https://www.comfortuni.com/

注1:VenetDCP(DCP:Distributed Co-simulation Platform)、ベネットDCP

  • VenetDCPは、東芝デジタルソリューションズ株式会社の日本および中国における登録商標または商標です。
  • その他、本文章に記載されている社名および商品名はそれぞれ各社が商標または登録商標として使用している場合があります。
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■ 分散・連成シミュレーションプラットフォーム VenetDCP
 https://www.global.toshiba/jp/products-solutions/manufacturing-ict/venetdcp.html

■ 東芝(中国)有限公司 HP VenetDCP紹介ページ(中国語ページ)
 https://www.toshiba.com.cn/careerfield01/VenetDCP/Features/