環境省の『食とくらしの「グリーンライフ・ポイント」推進事業』に参画

~サステナブル×データによる、環境まちづくりを支援~
~サステナブル×データによる、環境まちづくりを支援~

2023-02-16
東芝データ株式会社
株式会社アドバンテック
株式会社糸プロジェクト
株式会社TTデジタル・プラットフォーム


 東芝データ株式会社(代表取締役CEO:北川 浩昭、本社:東京都港区、以下:東芝データ)は、株式会社アドバンテック(代表取締役:山名正英、本社:東京都千代田区、以下:アドバンテック)、株式会社糸プロジェクト(代表取締役:石本祐子、本社:愛媛県西条市、以下:糸プロジェクト)、株式会社TTデジタル・プラットフォーム(代表取締役社長:松井 哲、東京都中央区、以下:TTDP)とともに、環境省の『食とくらしの「グリーンライフ・ポイント」推進事業』に参画し、アドバンテックのサステナブル事業の一環である愛媛県西条市での取り組み「糸プロジェクト」(*1)で、環境配慮行動を促すアプリ(地域応援アプリ・糸アプリ)と「スマートレシート®」との連携により、データ活用における環境まちづくりを支援する取り組みを開始します。

■背景

 アドバンテックグループは、創業地である愛媛県西条市内にて、地域創生、また再生可能エネルギーを活用したまちづくりとして「いとまち」を展開、2020年よりマーケットやレストランを含む複合商業施設を運営し、今後は温浴施設やホテルの事業展開も予定しています。本事業では「いとまち」内にて営業している地元産品を中心に取り扱うマーケット「いとまちマルシェ」において、利用者が地産地消商品や夕方以降に当日中の消費が求められる弁当・惣菜の購入、プラスチック製カトラリーの受取辞退などの環境配慮行動を行うと、ポイントを受け取れる試みを開始いたしました。なお、この「グリーンアクションポイント事業」は、環境省が行う食とくらしの「グリーンライフ・ポイント」推進事業に関わる補助金を受け実施しています。

 環境省の行う食とくらしの「グリーンライフ・ポイント」推進事業とは、消費者のライフスタイル転換に積極的に取り組む企業や自治体等を支援し、消費者が環境配慮に取り組むメリットを身近なところで実感できるような環境を醸成し、脱炭素型のライフスタイルへの転換加速を目的に、消費者の環境にやさしい行動に対し、企業・自治体等が「ポイント」を発行する取組を支援する事業です。

■アプリ連携によるポイント取得

 本取組では、TTDPが提供する、地域応援アプリ内のデジタルポイント機能として開発された「糸アプリ」と、東芝データのデータ連携サービス「MYデータルーム」(*2)経由で東芝グループの電子レシートサービス「スマートレシート®」をID連携させることで、地元産品を取り扱う「いとまちマルシェ」や輸入食材を中心に取り扱う「FOOD GARDEN ITO」、レストラン「Er Bisteccaro ito」において、利用者が電子レシートによるペーパレス化、地元産品・賞味期限間近品の購入などの環境配慮行動を行うとポイントを受け取れるサービスを開始しました。

<環境配慮行動からアプリによるポイント活用まで>

「スマートレシート®」とは

東芝テックが開発した「スマートレシート®」は、会計時に通常は紙で提供される購入商品の明細レシートを電子化し、電子レシートセンターでデータとして管理、提供するサービスです。お客さまは手元に紙のレシートを残さなくてもスマートフォンで購入履歴をいつでも確認することができ、お客さまの買い物における利便性の向上につながるとともに、紙レシートの発行コストや環境負荷を減らすことができます。

https://www.smartreceipt.jp/

*「スマートレシート®」は東芝テック株式会社の登録商標です。

「地域応援アプリ」とは

TTデジタル・プラットフォームが開発した「地域応援アプリ」は、従来は紙で発行された前払式支払手段の商品券やポイントをデジタル化し、利用者は自身のスマートフォンにアプリをダウンロード、アカウントを登録するだけで、取得・決済ができるサービスです。加盟店も専用端末が不要のため導入のハードルが低く、地域における活性化やDX推進の足掛かりとして、事業を実施することが可能です。

「糸アプリ」とは

「地域応援アプリ」のマルチテナント機能を活用し、お客さまが地産商品の購入、プラスチック製カトラリーの受取辞退、使用済み食用油の回収などの環境配慮行動を行った際、設置された二次元コードを読み取ったり、バーコードを提示するだけで、簡単に「グリーンアクションポイント」を取得できるサービスです。貯めたポイントをお買い物にご利用いただくことで、環境にやさしい運動をさらに推進することも予定しております。

 今後東芝データは、「スマートレシート®」のインフラを最大限に活かしたデジタルトランスフォーメーション(DX)を実現することで、環境負荷の低減への寄与・地域における主体的な取組を促進していきます。本取組では今後、利用地域や店舗を広げていくことで、データを活用した消費者みなさまへ低炭素型の行動変容を促す推進を行ってまいります。

■ 本取組における各社の役割

東芝データ

「スマートレシート®」及び地域応援アプリを連携する機能(MYデータルーム)を用い、環境配慮行動をデータから自動判定を行うため、予め本人同意を得たユーザーのスマートレシートデータを提供します。

アドバンテック

本事業における事業実施主体であり、プロジェクト全体の管理を行うとともに、「糸アプリ」利用者をより多くするためのイベントの企画、実施や利用できる場所(加盟店)の新規獲得を行います。

糸プロジェクト 「いとまち」内にて営業している地元産品を中心に取り扱うマーケット「いとまちマルシェ」店頭において、地産地消商品の販売促進、当日中の消費が求められる弁当・惣菜の購入による食品ロスの削減、プラスチック製カトラリーの受取辞退などの環境配慮行動を行うことによりグリーンアクションポイントを付与します。
TTデジタル・プラットフォーム 当社の地域応援アプリをベースに、利用者が二次元コードを提示したり読み取るだけでポイントを受けとれる機能を追加した「糸アプリ」を提供します。さらに取得したポイントをお支払いに利用できる機能を提供予定です。

 

東芝データ株式会社

東芝データは、東芝グループの持つ優れたセキュリティ技術とノウハウを基盤に、購買データをはじめとする実社会で収集したデータを高度な技術で分析し、価値ある形に変えて社会に還元することで、豊かな未来を創造するデータ循環型のエコシステムの構築に取り組んでいます。

 

株式会社アドバンテック

アドバンテックは、確かな技術力を誇る半導体製造関連事業を中心に、国内外でグローバルに事業を展開するモノづくり企業です。近年は再生可能エネルギー技術を駆使したサステナブル事業、まちづくり事業にも注力し、企業活動を通じたより良い明日の創出に取り組んでいます。

 

株式会社糸プロジェクト

株式会社アドバンテックの100%子会社として、「いとまち」でサステナブルな商業施設を運営しています。産直市「いとまちマルシェ」、カフェ、ベーカリーを併設する輸入食材セレクトショップ「FOOD GARDEN ITO」、本格イタリア料理店「Er Bisteccaro ito」の3店舗を展開。地域の皆様に広くご利用頂き「にぎわいのある街づくり」に取組んでいます。

 

株式会社TTデジタル・プラットフォーム

東海東京フィナンシャル・ホールディングス株式会社の100%子会社として、資産管理アプリ「おかねのコンパス」「そなえるコンパス」、地域経済活性を支援する「地域応援アプリ」(情報発信ポータル、デジタルポイント、デジタル決済)の開発と導入支援を行っています。
地域金融機関、事業会社、地方公共団体等に様々なデジタルソリューションを展開することで、エンドユーザーの皆さまの暮らしを便利に快適にできるよう取り組んでまいります。

 

(*1)糸プロジェクト:愛媛県西条市に新しく誕生した「いとまち」に集まる人びとのための、参加型プロジェクトです。「エネルギー」「テクノロジー」「グリーンインフラ」「食」「建築」をキーワードとした、東京大学隈研吾研究室による遊びやすく暮らしやすい自然溢れるまちづくりを目指します。

(*2)MYデータルーム:東芝データが開発した「MYデータルーム」は、「スマートレシート®」およびレシート読み込み家計簿アプリ「レシートスキャン」とご利用のサービスやアプリとのデータ連携が行えます。様々なサービスを自分自身で掛け合わせることで、いつものサービスがより自分好みに。より便利にサービス・アプリを活用することができます。

【事業に関するお問い合わせ先】

東芝データ株式会社 広報担当  Hdq-info-tdc@ml.toshiba.co.jp