「第24回東芝グループ環境展」実施報告
6月11日~12日、川崎市スマートコミュニティセンターで開催しました『第24回東芝グループ環境展』におきましては、多くのお客さまにご来場いただき、誠にありがとうございました。おかげさまを持ちまして、盛況のうちに終了することができました。みなさまに御礼申し上げます。
6月11日と12日の2日間、「第24回東芝グループ環境展」を川崎市のスマートコミュニティセンターで開催し、2日間で3,740人のお客様にご来場いただきました。また、展示に加え各種講演や、スマートコミュニティセンターに導入されているスマートBEMS等を紹介する見学ツアーも実施され、当社グループの環境への幅広い取り組みを紹介しました。
主な展示内容
1. 当社グループの環境経営
東芝グループの長期ビジョンである「環境ビジョン2050」の紹介、第5次環境アクションプランの進捗、T-COMPASSによる施策強化、物流における環境負荷低減などを紹介しました。
2. 川崎市との協働にかかわる分野
川崎市様と当社が連携して進めているスマートコミュニティ実現に向けた取り組みの中から、自立型水素エネルギー供給システムおよびスマートEVバスを紹介しました。また、新型自動改札機の実機を展示し、注目を集めました。
3. 電力・社会インフラ分野
温室効果ガス削減に貢献する発電システムとして、高効率コンバインドサイクル発電や地熱発電などを紹介しました。また、インドの東芝ジェイエスダブリュー・パワーシステム社から、塗料の塗布をスプレー方式から手塗り方式へ切り替えることによる化学物質使用量の削減など、インドの実情に沿った環境負荷低減活動を、東芝南米社から、原材料向け化学物質管理システムによる環境活動を、それぞれ紹介しました。
4. コミュニティ・ソリューション分野
スマートBEMSや空調、照明などのビルソリューション、空冷ヒートポンプ式熱源機や高天井施設向けLED照明などの工場ソリューション、PCB廃棄物処理などの環境ソリューション、スマートレシート等の店舗ソリューションを、実機とともに紹介しました。
東芝エレベータ(株)から、「インテリジェントサービス(サービス情報センターを中心とした保守サービス)」を展示し、サーバー最適化をはじめ遠隔監視・点検の品質向上、広域災害対応システムの自動受付化などの施策により保守サービスのCO2排出量を削減する取り組みを紹介しました。
5. ライフスタイル分野
ドラム型洗濯乾燥機、冷凍冷蔵庫、液晶テレビやデタッチャブルPCなど、当社エクセレントECPを展示しました。省エネ性能だけでなく、家庭用エアコンにおけるPM2.5除去性能など、様々な環境性能を紹介しました。また、西日本家電リサイクル(株)からは、破砕した後の混合プラスチックから高純度の単一素材プラスチックを回収する、混合プラスチック選別技術を紹介しました。
6. ヘルスケア分野
14日以上の連続駆動ができ、かつ小型・軽量化を実現したリストバンド型活動量計を展示しました。また、X線循環器診断システムの展示では、被ばく量を減らすことで、患者や医師への負担が少ないだけではなく、消費電力の削減にもつながるほか、機器の小型化・省スペース化や梱包材の削減など、資源効率性向上の取り組みについて紹介しました。
7. 電子デバイス分野
PM2.5の室内環境評価技術や、レアアースに分類されるジスプロシウムを使用しない電鉄モータ用磁石の紹介のほか、当社四日市工場の省エネ・化学物質管理や、大分工場におけるガス・薬品使用量の見える化ツールによる環境負荷低減活動などの幅広いテーマを展示しました。
8. ICTソリューション分野
グローバルに点在する水処理プラント設備を一括して遠隔管理するグローバル監視サポートサービスや、運送中の温度、湿度、衝撃などの状況を見える化する物流IoTソリューションなど、業務効率を革新するICTソリューションを紹介しました。
9. 環境経営の基盤活動
従業員20万人が参加する東芝グループ環境一斉アクションについて、これまでの活動の経緯や今年度グローバル各拠点で実施した環境活動を紹介しました。また、当社横浜事業場から、栽培が極めて難しいといわれる希少植物キンランの保全活動を、東芝情報機器フィリピン社から、地域と連携した生物多様性保全の取り組みを、それぞれ紹介しました。
川崎市との協働プロジェクト
「自立型水素エネルギー供給システム」
注目を浴びた新型自動改札機
スマートレシートの利便性を体感できる展示
家庭用エアコンの消費電力比較
X線循環器診断システム
大分工場の省エネ制御機器/見える化ツール
東芝情報機器フィリピン社の生物多様性保全の取り組み
東芝グループの環境活動のあゆみを紹介
世界25か国で実施した環境一斉アクション
講演会/セミナー、スマートコミュニティセンター見学ツアー
セミナー会場では、当社環境推進室 室長 実平喜好による、書籍「エコ・リーディングカンパニー東芝の挑戦~環境戦略が経営を強くする~」の出版記念講演や、T-COMPASSの各環境領域(エネルギー、水、資源、化学物質)をテーマとした社外・社内エキスパートによる講演会/セミナーを実施しました。また、今回の会場となったスマートコミュニティセンターには最先端ICTや、効率的な運行制御を行うエレベーター、画像認識型人感センサーなど、当社の開発技術が多く使われており、これらの当社技術を紹介する見学ツアーも実施しました。
出版記念講演を行う環境推進室長 実平喜好
書籍「エコ・リーディングカンパニーの挑戦~環境戦略が経営を強くする~」の販売
スマートBEMSを紹介する館内ツアー
講演名 | 講演者 |
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「ウォーターフットプリントの動向と環境フットプリントの展開」 | ![]() 伊坪 徳宏氏 |
「化学物質リスク評価のフロンティア」 | ![]() 恒見 清孝氏 |
「資源循環の高度化に向けたライフサイクル設計」 | ![]() 梅田 靖氏 |
「水素社会実現に向けた東芝の取組み」 |
当社 次世代エネルギー事業開発プロジェクトチーム サブプロジェクトマネージャー 中島 良 |
「気候変動のリスクと機会」 | ![]() 社会環境システム研究センター 統合評価モデリング研究室 室長 増井 利彦氏 |
80面マルチスクリーン
スマートコミュニティセンター3Fロビー横の80面マルチLEDスクリーンでは、講演会/セミナーのライブ映像や、環境一斉アクション2015として世界各地で行われた環境活動の写真等を放映しました。
講演会/セミナーのライブ中継
世界の環境活動を写真で紹介
写真共有サイト「TOSHIBA BATON」の紹介
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