森電化住宅
エネルギーの課題
① 気候変動による海面上昇
② エネルギー供給と脱炭素の両立に向けた取り組み
きざし
植物が育つ土壌に電極を刺すだけで発電
問い
気候変動によって不自由な生活を強いられる未来をディストピアではなく待ち遠しい未来にするにはどうすればいい?
新しい世界観
本当の意味での自然との共存
キャプション-1 森電化住宅
現代、日本の人口の大部分は、沿岸部に集中していますが、海面上昇によって、山地への移住を強いられるかもしれません。
ただ、森林は重要な炭素吸収源であるため、山地を切り開いて、住宅やインフラを大規模に開発することは受け入れられないでしょう。
そこで、人々は森林と運目共同体となる道を選びました。
キャプション-2 森林の力で発電する
植物と共存する微生物が、土の中で放出する電子を利用した発電方法が主力電源となりました。デバイスと土壌を電極で繋ぐだけで、電気を得ることができます。人々の暮らしは、森林の豊かさに依存しているため、インフラである木々を育てる意識が根付いています。
キャプション-3 木と共に歩む人生
リビングの大木は、一家にとって大切な存在となりました。
子供たちの笑い声、一家揃っての食事、映画やテレビを観る、それらすべてが木の周りで繰り広げられています。
沿岸部の都市から移住した際に、植樹した苗木はすっかり大きくなりました。
根がリビングに広がっても、幹が屋根を突き破ったとしても、家族は木の成長を嬉しく思っています。
都市に住んでいた時は、エネルギーはどこか遠くで作られており、身近な存在ではありませんでした。しかし、今ではすっかり愛情を持って接する存在に様変わりしました。