海上ダム都市

食の課題

① 水消費量の増加
② 世界の水不足
③ 水をめぐる争い
④ 水ストレス問題

きざし

① 地球温暖化による海面上昇
② 海上都市計画
③ 水に関する技術の進歩と課題

問い

人類にとって最も重要な資源である水をめぐる世界各国間での争いが不可避である未来
本当に水戦争は避けられないのか?

新しい世界観

永い間住まいとしてきた陸地に見切りをつけて、海上を住みかにすることを決断する

キャプション-1 海上ダム都市

2050年。世界人口は100億人を超え、水の需要は増加の一途を辿り、地球人口の半数以上が深刻な水不足によるウォーターストレスに陥っていました。
また、地球温暖化による海抜上昇で多くの大都市が海に沈むなか、各国は水の確保に注力し始めます。
水は他の何にも代えがたい、貴重な資源となり、水を確保するために争いが起こり始め、世界規模での水戦争が危ぶまれています。
この状況を避けるため、人類は未来の水問題に対して、決断を迫られています。

キャプション-2 陸地に見切りをつける

多くの大都市が海に沈むことによって、人々は住みかを失い、限定された陸地に追いやられていきます。
ただ、そこではますますの水不足に苛まれ、一部の人々は、海上を住みかとすることを決断します。
海抜上昇によって、地球上の陸地は減少する一方、海域は果てしなく、スペースの制限はありません。
人類は「真水」を海上で大量に収集し、貯水できる技術を開発します。
陸上のダムのような大量に貯水が出来る、大規模海上ダム都市ー
人類は陸地に見切りをつけます。

キャプション-3 Meta Bubble Ark

海水は淡水よりも重い。人類はこの特性を利用し、海上にダムを建造して大量に淡水を貯水することに成功します。
“Meta Bubble Ark”は完全循環されたサスティナブルな設計で出来ており、水を求めて大海原をゆっくりと移動しながら彷徨います。
ここでは、常に快適な気候を追跡しながら、あらゆる再生エネルギーを使って、陸地に居場所を失った多くの生態系が快適に生活できる環境が備わっています。