もし、みんなのお腹空いたが共有できたら?
キャプション-1 もし、みんなのお腹空いたが共有できたら?
このまま食品ロス問題が進行すれば、限りある食料を多くの人口でフェアに分け合うため、食料を徹底管理する世界がおとずれます。
その世界では、食料を廃棄したり、食べ過ぎてしまうことさえ、食料の無駄であると考えるようになるでしょう。
自分の身体に必要な食料を、必要な分だけ食べて、自分の体だけでなく、地球全体のロスをなくすことが、美しい生き方として、新たな価値観となっているかもしれません。
お腹に貼るHUNGRY NOTE SENSORがその世界を実現します。
キャプション-2 HUNGRY NOTE LIFE
HUNGRY NOTE SENSOR は私たちの発汗、血流、心拍から空腹度をセンシングし、最も適した食事を導き出すため、食べ残しがでることもありません。
ある家族がハンバーガーを買ってきました。この世界では、料理はすべて自動の3Dプリントによって調理されるので、お店では注文しなくとも、家族それぞれに適したサイズと材料のハンバーガーを購入することができたようです。
dad「はぁ~、今日は朝から忙しくて、何も食べてなかったから、お腹ぺこぺこだよ」
daughter「朝ごはんをたくさん食べたから、お昼はこの小さめバーガーで丁度よさそう」
mom「私は、ついさっきおやつを食べちゃったから、一口バーガーで満足だわ」
キャプション-3 HUNGRY NOTE PLATFORM
赤ちゃんから高齢者まで、全ての人の「お腹空いた」のセンシングデータは全世界でビックデータ化され、HUNGRY NOTE PLATFORM上で管理されます。
空腹度の高い地域には優先的に食料が分配される仕組みとなっているため、HUNGRY NOTEのある世界では、お腹が空いた人のいない未来になっているでしょう。
関連する未来のきざし-1 生体情報の見える化
現在、生体情報を利用した技術開発は、ますます進化している。
ストレス可視化ソリューションのサービスが既に提供開始されているおり、心電心拍などの生体情報を収集し、ストレスの定量化・見える化を可能にしている。
また、生体センサーから得られたデータを活用し、ドライバーの感情を見える化する技術も開発されており、脳や心臓の動き方に基づいて感情を推定する。
生体情報を活用したサービスが様々な分野で広がりをみせている。
【出典1】
“「ミツフジ、生体情報技術を活用したストレス可視化ソリューション「hamon for stress」を販売開始”.IoTNEWS.2019-03-01,https://iotnews.jp/archives/118077,(参照 2022-09-03).
【出典2】
“デンソーテン、ドライバーの感情を見える化 生体センサーで得たデータ活用”.日刊自動車新聞電子版.2022-03-12,https://www.netdenjd.com/articles/-/264101,(参照 2022-09-02).
関連する未来のきざし-2 人工的な食品の管理
食品ロスや資源減少を背景に、将来の食料不足に備えようと培養肉や培養魚肉の実用化に向けて開発が国内外で進んでおり、日本でも回転ずし「スシロー」の運営会社などが培養魚肉の開発に乗り出している。成形には3Dプリンターを使用したり、肉の細胞に培養液を与えて大きくする方法などがあり、味や見た目も本物に近いものの開発が進んでいる。
商品化を目指す、マルハニチロは、「増える水産物の需要に対して、漁業と養殖だけに依存していては資源の限界が訪れる」とのべている。海外では日本よりも研究が進んでおり、既に販売や生産体制の確立等、開発競争が過熱している。
【出典】
田村 慶子.“「培養魚肉」スシローなど参入で開発競争過熱”.産経ニュース.2022-02-19,https://www.sankei.com/article/20220219-ED2M73GP4RMSTFY5CYKRU2J4LE/,
(参照 2022-08-27).
関連する未来のきざし-3 ごみや無駄のない世界
米ニューヨーク・ブルックリンに拠点を置くスタートアップ企業AirCoは特殊な技術と太陽光発電を使用して、空気中の余分な二酸化炭素を取り込み、水と組み合わせてウォッカを作っている。しかも、従来の方法では含まれる、炭水化物、砂糖、グルテンを含まない、純度の高いものを製造することができる。電気科学者でもあり、同社の共同創設者兼CTOのスタッフォード・シーハン氏は「私たちが使用するすべてのエネルギーは炭素強度を最小限に抑えています。その結果、カーボンネガティブを達成しています」と言っている。
また、通常は廃棄されるフルーツの皮や果肉、残ったクロワッサンを使用してカクテルを作る、廃棄物を出さないバーもでてきている。
【出典】
米国サステナブル・ブランド編集局.“「サステナブルなお酒を楽しむ:ゴミを出さないバー、
二酸化炭素と水でつくるウォッカ”.SUSTAINABLE BRANDS .2019-12-24, https://www.sustainablebrands.jp/news/us/detail/1195297_1532.html,(参照 2022-05-15).