ポイント顧客システム 「PointArtist®2」のバージョンアップ版を提供開始

~複数メーカーPOSシステムに対応~

2021年10月21日(木)

東芝デジタルソリューションズ株式会社

 東芝デジタルソリューションズ株式会社(本社:神奈川県川崎市、取締役社長:島田 太郎)は、ポイント顧客システム 「PointArtist®2」のバージョンアップ版(V1.2)の提供を本日から開始します。
 今回のバージョンアップでは、複数メーカーのPOSシステムからポイントデータの一括管理が可能になりました。業態拡大や企業合併時など、異なるメーカーのシステムを導入されている環境での管理・投資の効率化と、消費者の利便性に寄与します。

 近年、ポイントは小売業界におけるお買い物でのポイント付与・還元だけでなく、電気・ガス・電話料金などの支払いにおける利用、マイレージサービスなどへの交換に加え、環境省が2022年から「グリーンライフ・ポイント注1」の導入を発表するなど、幅広い領域で活用が進んでいます。一方で、特に量販店を中心とした小売業では、POSシステムと密接に連携する独自のポイントシステムを導入していることが多く、業態拡大などの際に複数メーカーのPOSシステムやその他周辺システムの導入をする際の課題が多い状況にあります。

 「PointArtist®」は、スーパーマーケットやショッピングセンターなど多くの流通・小売業に導入実績注2があるポイント顧客システムで、累計ポイント会員数は6000万人以上です。ポイントと顧客情報をリアルタイムに管理し、きめ細やかな会員・キャンペーン管理が可能で好評を得ています。2021年3月に、クラウド対応、Web API化を行った「PointArtist®2」をリリースし、多種多様なシステム・デバイスとの連携が容易に実現できるようになっています。

【今回のバージョンアップ概要】
1.    複数メーカーのPOSシステムに対応
これまでの東芝テック株式会社製POSシステムに加えて、新たに株式会社寺岡精工製POSシステムにも対応しました。これにより、業態拡大や企業合併時など、それぞれ上記の異なるメーカーのシステムを導入している環境においても、二重投資を避け、ポイントサービスを統合することができます。引き続きPOSシステム対応の拡大を目指します。

2.    電子レシートシステム「スマートレシート®」と連携、会計をスムーズに
 
東芝テック株式会社が提供する電子レシートシステム「スマートレシート®」と企業独自のポイントのIDを連携させることが可能になりました。会計時にレジでスマートフォンアプリから「スマートレシート®」とポイントのIDをそれぞれ個別に表示させて読み取る手間がなくなり、消費者の利便性と店舗のレジ業務の効率化を実現します。

 

 当社は今後もポイントの使いやすさを一層追求し、さまざまな協業パートナー、サービス、システムとの連携を強化していきます。

注1:環境省 食とくらしの「グリーンライフポイント」推進事業
https://www.env.go.jp/guide/budget/r04/r04juten-sesakushu/1-1_12.pdf(474KB)

■ポイント顧客システム 「PointArtist®2」
https://www.toshiba-sol.co.jp/industry/retailartist/contents/pointartist.htm