IoTを使ったビジネス展開をサポートする「ifLinkプラットフォーム」の提供を開始

~さまざまなIoT機器を自由に組み合わせて利用できる共創型IoTプラットフォーム~

 2020年11月24日(火)

東芝デジタルソリューションズ株式会社

 東芝デジタルソリューションズ株式会社(本社:神奈川県川崎市、取締役社長:島田太郎、以下 当社)は、株式会社東芝と当社が発起人となり、2020年3月に設立した「一般社団法人 ifLinkオープンコミュニティ(以下 ifLinkオープンコミュニティ)」の会員企業を対象に、既存のIoT機器やWebサービスを組み合わせ、誰でも簡単にIoTサービスをつくりあげることができる共創型IoTプラットフォーム「ifLinkプラットフォーム(以下、本プラットフォーム)」の提供を本日から開始します。ifLinkオープンコミュニティ内で実証を終えた会員企業が、本プラットフォームを使うことで、商用化サービスの立ち上げ、ビジネス展開が可能になります。

 ifLinkは、当社が開発した、ユーザーが自分で機器やWebサービスを連携できるIoTプラットフォームです。IF-THEN型の設定を行うだけでスマートフォンを通じて簡単にさまざまなIoTデバイスと連携でき、例えば「ある部屋に入ったら」という「IF(条件)」に「部屋のライトが光る」といった「THEN(アクション)」を組み合わせることで、部屋への入室をセンサーが感知すると自動で照明がつく、というシステムを簡単に構築可能です。

 従来のIT産業においては、一社がすべての製品機能を製造、開発し、顧客に提供してきましたが、技術範囲の広いIoTにおいては、一社で機器、通信、Webまでを一貫して提供するのではなく、複数社が共同でサービスを提供する枠組みが求められています。

 本プラットフォームでは、IoTデバイスや、Webサービスの機能を「ifLinkモジュール」として部品化します。ユーザーは、このifLinkモジュールを自由に組み合わせた「ifLinkレシピ」を作成することで、簡単にIoTサービスを作ることができます。これにより、IoTデバイスやネットワーク接続に要する技術的なハードルを下げ、これまでIoTサービスの提供に関わるのが難しかった人や企業とともにサービスを共創、開発することが可能になります。

 

  • ifLinkプラットフォームの主な特長
    ifLinkサーバに登録されたifLinkモジュールリストの中から、サービスの実現に必要なモジュールを選択し、IF(条件)とTHEN(アクション)を自由に組み合わせてifLinkレシピを作成し、そのレシピをスマートフォン上のifLinkアプリにダウンロードするだけで、すぐにサービスを使うことができるようになります。
  • ifLinkオープンコミュニティで生まれた商用サービスに信頼性の高いプラットフォームを提供
    ifLinkオープンコミュニティでは、現在(2020年10月時点)100社を超える企業、学校、団体が参加し、ユーザーが共有して利用できるifLinkモジュールの開発、ifLinkを使ったIoTサービス試作、実証活動などを行っています。本プラットフォームは、試作、実証されたIoTサービスの商用化・サービス立ち上げのフェーズから展開フェーズまで、段階的にアップグレードしていける契約プランや、信頼性の高い稼働環境やサポートを提供します。

 今回提供を開始するifLinkプラットフォームは、主に、自社サービスをユーザーに商用展開するifLinkオープンコミュニティの会員企業向けに、まとまった規模で提供することを想定しています。今後、さらなる普及を促進していくため、少量でも契約、利用できる一般利用者向けの提供を展開していきます。当社は、ifLinkプラットフォームやifLinkオープンコミュニティでのさまざまな会員の活動を通じて、多くの人々や企業に、新しいユーザー体験、新しいビジネスモデルを提供してくことを目指していきます。

  • 一般社団法人ifLinkオープンコミュニティは東芝デジタルソリューションズ株式会社とは独立した法人です。東芝デジタルソリューションズ株式会社は会員企業として参画しています。
  • ifLinkは東芝デジタルソリューションズ株式会社の登録商標です。
  • その他、本文章に記載されている社名および商品名はそれぞれ各社が商標または登録商標として使用している場合があります。