ウイングアーク1st株式会社と戦略提携契約を締結

~両社の提携により、新たなデータサービスを創出・デジタルソリューションを強化~

2020年11月17日

東芝デジタルソリューションズ株式会社

 東芝デジタルソリューションズ株式会社(本社:神奈川県川崎市、取締役社長:島田太郎、以下 当社)は、ウイングアーク1st株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼 CEO:田中潤、以下 ウイングアーク1st)と、本日、戦略提携契約を締結しました。これにより、従来から取り組んでいるデジタルソリューションビジネスでの連携の強化に加え、ファクトリー領域や人材ソリューション領域等での新たなデータサービスの創出に向けて協業していきます。当社は、ウイングアーク1stの既存株主との間で株式譲渡契約を締結し、15%分の株式(4,604,700株)を取得します。今後、株式取得に関する必要な手続きを行い、12月末までに手続完了の予定です。

 ウイングアーク1stは、帳票事業やデータエンパワーメント事業に強みを持つソフトウェア・クラウドサービス企業です。同社の帳票基盤ソリューション「SVF」は、導入実績が26,000社を超え、帳票基盤ソリューション市場において国内トップのシェア注1を持ち、さらに、データの集計・分析・レポーティングを行うためのソフトウェア「Dr.Sum」は導入実績6,400社、蓄積されたデータを可視化するダッシュボード「MotionBoard」は導入実績2,170社注2と、広く活用されています。

 東芝グループは全社変革計画「東芝Nextプラン」にて、インフラサービスカンパニーとしての安定成長とCPSテクノロジー企業としての飛躍を掲げています。インフラサービスを中心とした成長施策の展開に加え、既存のインフラサービスの進化、新技術の新規インフラサービスとしての実装、そしてそこから生み出されるデータや流通データなどをビックデータとして扱いプラットフォーム化することで新たな価値をもたらすデータサービス事業に注力していきます。

 当社とウイングアーク1stは、これまで当社のものづくりIoTソリューション「Meisterシリーズ」とウイングアーク1stの「MotionBoard」との連携を進めてまいりました注3。今回の提携後は、両社の製品・顧客基盤を生かしてスマートファクトリー領域での一層の販売強化を図ります。さらに、ウイングアーク1stの「Dr.Sum」が強みとするリアルタイムでのデータ収集、高速での集計・分析と、当社のソリューションによって得られるデータや、それらのデータに関する知見、およびデータ分析力などを組み合わせることで、新たなデータサービスの創出を目指します。

 当社は東芝Nextプラン実現に向け、今後も成長領域での必要な提携や投資を行い、デジタルソリューションビジネスの強化、新たなデータサービスの創出を推進してまいります。

 

 

 今回の戦略提携について、ウイングアーク1st株式会社 代表取締役社長 兼 CEO 田中 潤様から以下のコメントを頂きました。

「ウイングアーク1st株式会社は、東芝デジタルソリューションズ株式会社様との戦略提携契約の締結を心より歓迎します。東芝グループ様が掲げる「東芝Nextプラン」戦略を柱としたデータサービス事業と、弊社が得意とするデータ領域の技術と知見を活かすことで、企業の皆さまにより親しみやすく利便性が高い、新しいデータビジネス体験を提供できる、と確信しています。日本の未来を共に創るパートナーとして、今後の東芝デジタルソリューションズ様に期待すると共に、多くの皆様に貢献できるサービスを共に推進できることを喜ばしく感じております。」

  • ウイングアーク1st株式会社の概要
    会社名:ウイングアーク1st株式会社
    代表者:代表取締役社長 兼 CEO 田中 潤
    設立:2004年3月
    資本金:2億円
    売上:187億円(2020年2月末実績)
    従業員数:連結651人/単体561人(2020年2月末現在)
    所在地:〒106-6235 東京都港区六本木三丁目2番1号
    事業内容:ソフトウェアおよびクラウドサービスの開発・販売

注1,2
導入実績数値は、累積社数「2020年2月末現在」

注3 
2019年11月5日 東芝デジタルソリューションズ株式会社発表 ニュースリリース
ウイングアーク1stのMotionBoardを、ものづくりIoTソリューションMeisterシリーズのデータ活用ソリューション
「Meister Apps™」のパートナープロダクトに認定
https://www.toshiba-sol.co.jp/news/detail/20191105.htm