ニュースリリース

2018年3月19日

ラゾーナ川崎プラザにおけるスマートトイレの実証実験について
~ IoTを活用した商業施設のトイレの個室利用状況と通路の混雑状況を可視化 ~

東芝デジタルソリューションズ株式会社

 東芝デジタルソリューションズ株式会社(神奈川県川崎市 取締役社長 錦織 弘信 以下、当社)は、三井不動産株式会社(東京都中央区 代表取締役社長 菰田 正信)と、三井ショッピングパーク ラゾーナ川崎プラザ(神奈川県川崎市 以下、ラゾーナ川崎プラザ)において、IoT注1技術によるスマートトイレの実証実験を2018年4月20日より共同で実施します。

 本実証実験は、ラゾーナ川崎プラザの大規模リニューアル注2に合わせて、施設内のトイレ個室の利用状況およびトイレ前通路の混雑状況のIoTデータを収集し、可視化することで施設利用者の利便性や施設管理者の業務効率化の効果を検証するものです。
 トイレ個室のドアやトイレ前の通路に配置するマットにセンサーを設置、IoTデータを収集し、施設内各所に配置した案内画面にリアルタイムでの空き状況/混雑状況を表示して施設利用者にご案内することで、トイレを探す手間や待ち時間を少なくすることに貢献し、施設を快適・便利に利用していただけるようにします。また、施設管理者もトイレの混雑状況、長時間利用されているトイレ、利用されていないトイレを把握し、清掃や各種メンテナンス等の管理業務の効率化や防災・防犯対策も図ります。

 実証実験の概要は以下の通りです。

【実施時期】
2018年4月20日~(終了時期未定)
【実施場所】
三井ショッピングパーク ラゾーナ川崎プラザ
【実施内容】
施設館内のトイレ個室ドアにドア開閉センサー、女性用トイレ前の通路にマットセンサーを設置し、IoTデータをクラウドに収集。施設利用者向けには、施設内に設置するデジタルサイネージ用タブレットにフロア単位のトイレの個室の利用状況と待ち人数、トイレまでの距離を表示し、施設管理者向けにはパソコンやモバイル機器上でトイレの利用率や時間別利用状況などの運用状態を可視化。

 トイレの個室の利用状況および通路の混雑状況を同時に可視化するIoT技術を活用したスマートトイレの実証実験は、国内商業施設として初の取り組みになります。実証実験による導入効果・評価検証まで共同で実施する予定です。当社は、デジタルコンサルティングからSI導入運用サービスまでお客様の新しいビジネス変革をご支援しています。

*本実証実験は、レンジャーシステムズ株式会社(東京都港区 代表取締役 相原 淳嗣)の協力により実施します。

 

【図1-1】トイレの空きを確認 【図1-2】トイレの混雑状況を収集するイメージ

【図1】スマートトイレ運用イメージ

【図2】スマートトイレシステム概要図

【図2】スマートトイレシステム概要図

 

 

注1:
IoT:Internet of Things
注2:
「ラゾーナ川崎プラザ」のリニューアルに関するニュースリリース
https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2018/0131/index.html(三井不動産株式会社)

以上