ニュースリリース
2017年11月9日
東芝デジタルソリューションズ株式会社、デル テクノロジーズとミッションクリティカル領域でのAIサービスの技術協業に合意
東芝デジタルソリューションズ株式会社
東芝デジタルソリューションズ株式会社(神奈川県川崎市 取締役社長 錦織 弘信 以下、東芝デジタルソリューションズ)は、重要なインフラストラクチャープロバイダーとして、デル テクノロジーズ(米国テキサス州、会長 兼 CEO:Michael Dell)と、ミッションクリティカル領域注1でのAIサービスについて、双方の保有技術を活用した技術協業に合意しました。
社会インフラ、エネルギー、流通・物流、ビル・施設などを支えるインダストリアルIoTにおいて、広くAIが活用されてきています。なかでも、予防保全、防犯・防災、サイバーセキュリティー、需要予測、輸送品質向上などのミッションクリティカルな領域では、AIソリューションの実行環境として、高信頼性、高可用性注2、および、高いセキュリティ環境などが必要です。
今回両社は、デル テクノロジーズ傘下のDell EMCのサーバー、ストレージ、および、Virtustreamのクラウド技術で構成される可用性の高い環境上に、東芝アナリティクスAI「SATLYS™(サトリス)注3」の実行環境を構築し、ミッションクリティカルな領域におけるAIサービスに求められる性能や機能について、開発、および、評価を実施します。
Dell EMCのサーバー、ストレージ、および、Virtustreamのクラウド技術は、クラウド、アナリティクス、ソフトウェア デファインド データセンター(SDDC)注4などに最適なIT基盤です。お客様の要件に合わせ、エッジ、コア、クラウドまで、幅広いソリューションをご提供し、お客様のデジタルトランスフォーメーションを実現することで、新しいビジネスを創出するお手伝いをします。
東芝アナリティクスAI「SATLYS™」は、東芝140年の「ものづくり」の実績から得た知見をAIの設計に活かし、高精度な識別、予測、要因推定、異常検知、故障予兆検知、行動推定などを実現します。SATLYSを活用した検査データ解析、センサーデータ解析、業務データ解析、行動データ解析などのソリューションを通じて、お客様のデジタルトランスフォーメーションを加速します。
東芝デジタルソリューションズとデル テクノロジーズは、今回の協業をふまえて、それぞれの長年にわたる産業システムおよびIT技術・知見を活用し、両社の事業分野においてミッションクリティカルな領域に適用可能なAIサービスの新たな事業拡大を図っていきます。
- 注1
- ミッションクリティカル領域:業務やサービスにおいて必要不可欠で、所定の性能や機能を継続的に維持することが求められる領域。
- 注2
- 高可用性:故障などによるシステム停止が起こりにくく、サービス等の提供が不可能な状態になりにくいこと。
- 注3
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2017年10月30日発表プレスリリース:AIによるビジネス変革を加速する 東芝アナリティクスAI 「SATLYS™」を提供開始
https://www.global.toshiba/jp/company/digitalsolution/news/2017/1030.html - 注4
- ソフトウェア デファインド データセンター(SDDC):仮想化されたインフラストラクチャがサービスとして提供されるデータセンター。
以上