ニュースリリース

2016年9月1日

浜松市の未来のまちづくりをめざして、リコーとの新たなビジネス共創活動を開始

 株式会社東芝(以下、東芝)は、株式会社リコーおよびリコージャパン株式会社(以下、2社を合わせてリコーと表記)と共に、静岡県浜松市の地域活性化のビジネス共創を推進する『まちづくりビジネス共創プロジェクト』を開始しました。本プロジェクトの一環として、浜松の未来を考え、持続的なまちの発展とビジネス創造をテーマとした「フューチャーセッション注1in 浜松 『2022年 新しいビジネスの姿ד井伊直虎”のその先の未来』注2」(主催:浜松まちなかにぎわい協議会注3、2016年6月から3回開催)に協賛参加しました。このフューチャーセッションの成果をまとめた発表会が、2016年9月2日に開催されます。

 東芝は、顧客体験価値のデザイン手法により、人・モノすべてをICTでつなぎ、お客さまや社会と共に新しい価値を描き、創り出すことを目指す東芝の「人を想うIoT」を事業コンセプトとして、IoTサービス事業を展開しています。地域活性化に活用可能なソリューションとして、音声認識技術と自動翻訳技術を融合したインバウンド基盤や、画像認識技術により人物の属性(性別や年齢層など)に応じた情報を提供するクラウドサービスなどを有しています。
 リコーは、神奈川県海老名駅西口地区におけるまちづくりへの貢献を通じて、「まちづくり運営支援(エリアマネジメント)」、「まちづくりインフラ提供サービス」、「情報インフラ提供サービス」、「RICOH Future House」を新たな事業として創出してきました。また、様々な都市で地域の活性化に携わった実績と、オフィスソリューション事業で培ったイメージング、プリンティング技術を融合することにより、まちのにぎわいを創出するソリューションなどを有しています。
 これら両社の強みを融合することで、浜松市の未来のまちづくりのためのオープンイノベーションを次々に生み出し、人々が安心、安全、快適に暮らせる、人にやさしい社会の実現をめざす『まちづくりビジネス共創プロジェクト』に取り組んでいきます。

 フューチャーセッションでは、「未来志向+多視点」で地域、企業、市民などが対話する“場”をつくり、2022年の未来の浜松のありたい姿とそこへ訪れるゲストおよびその目的を描き、浜松に関わる企業・市民がゲストに提供できるまちのサービスイメージを検討しました。2016年9月2日の発表会では、浜松市および地域企業を迎えて、フューチャーセッションで描かれた“未来の浜松のありたい姿”を紹介、その具体化に向けた提案を行ない、ビジネス創造の実現へ向けた一歩を踏み出します。

<フューチャーセッション成果発表会>

日時:2016年9月2日(金)15:30~17:30 ※終了時間は変更になる場合がございます。
場所:浜松こども館分室「ここ・い~ら」セッション会場(ザザシティ浜松中央館5F)
主催:浜松まちなかにぎわい協議会
協賛:株式会社リコー、リコージャパン株式会社、株式会社東芝、浜松市
内容:全3回のフューチャーセッションのサマリーと未来の浜松のありたい姿の具体化に向けた提案を行います。
参加予定:浜松市長 鈴木康友氏、浜松市周辺企業他

  • 注1:フューチャーセッション:未来に向けた問いかけがあり、それに呼応して集まった多様な参加者が、対話を通じて相互理解と信頼関係を築き、新たな関係性と新たなアイデアを同時に生み出し、協調してアクションを起こしていく“場” (野村恭彦著、「イノベーション・ファシリテーター」より引用)。
  • 注2:井伊直虎:2017年1月から1年間NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」が予定されている。
  • 注3:浜松まちなかにぎわい協議会:平成22年4月に設立された、民間のまちづくり会社。イベント事業や、子育て世代に向けたまちなかの拠点整備事業、空きテナント解消に向けた起業家の育成など、各種の事業により、民間の活力を最大限に発揮しながら浜松市中心地の活性化を推進している。

以上