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大容量・大規模クラウドの移設を短時間で実現
~クラウドインテグレーションサービスを強化~

2013年2月5日

  • EMCジャパン株式会社
  • 東芝ソリューション株式会社

 東芝ソリューション株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:河井信三 以下、東芝ソリューション)は、東芝グループ企業に提供しているプライベートクラウド上の基幹システムおよび大容量データのデータセンター間移行をEMCジャパン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:山野修 以下、EMCジャパン)のリモート・レプリケーション・ソフトウェア「EMC RecoverPoint(リカバーポイント)」を利用することで短期間に完了しました。東芝ソリューションは、お客様の重要な基幹システムを含むプライベートクラウドの移設ノウハウをもとに、大容量データ移行を短期間で可能とする「データ移行サービス」を販売することを発表します。

 東芝グループでは、国内外に750社(国内260社、海外490社)、約21万人の社員がワールドワイドにビジネスを展開しています。東芝ソリューションは東芝インフォメーションシステムズ株式会社と共に、東芝グループの情報システムの開発・保守・運用を長年にわたり担っており、各種サービスを提供、24時間365日で東芝グループ全体の事業活動を支えています。両社は、東芝が掲げる「東芝グループIT戦略」実現に向け、国内外でシームレスかつ戦略的に活用することを目的として2010年10月に情報システムのクラウド化の国内対応を完了しています。
 3.11の東日本大震災をきっかけにBCP対策の見直しが急務となり、一部のデータセンターは自家発電を保有していないなど、対策が万全ではなかったため、データセンターそのものをより安全な施設に移すこととなりました。今回、その移設にあたり東芝インフォメーションシステムズ株式会社の協力を得て、新・旧データセンター間での大容量データの移行を実施しました。

●クラウド移設の実績

  •  大容量・大規模クラウドの移設をダウンタイム約15時間(サーバ移設時間のみ)で実現
    • 綿密な移行設計によるオンラインデータ移行を事前に実施することで、移行当日のダウンタイムを極小化
    • 継続的なデータ保護を実現する「EMC RecoverPoint」の重複排除機能を活用することでデータ移行時間を短縮
    • 複数の大規模サーバの物理移設を伴う手順を検討するとともに、移設当日のタイムスケジュール策定を実施
    • DRサイトである大阪地区の移行作業との連携も加味したスケジュール策定の上、作業実施
    • 移行対象システム(サーバ数/システム数/データ量)
      旧東京地区DC~新東京地区DC間移設 : 18サーバ/85システム/25TB
      大阪地区DC内移行 : 15サーバ/80システム/11TB
      サーバ種別 : 2種類・3バージョンのOS
      ストレージ種別 : 大規模ストレージ2機種

 システム移行に際しては、システム負荷のもっとも高い時期である月末・月初がデータ移行の作業期間に含まれた為、本番運用に影響を与えないデータ移行スケジュールの策定と、移行方式の選定が必須条件でした。これらの難易度の高い移行要件をクリアするために、東芝ソリューションはEMCジャパンの「EMC RecoverPoint」を採用し、東芝ソリューションの持つ、システムインテグレーションノウハウにもとづいた綿密な移行設計、検証、構築、そして移行作業の実施により、大容量データを含むプライベートクラウドの移設を無事に完了することができました。

■データ移行のイメージ

データ移行のイメージ

 

 今回の実績をもとに、東芝ソリューションはIaaS/PaaS/SaaSなどのクラウドインテグレーションサービスの一環として、「データ移行サービス」を商品化します。今後、増えていくことが予想されるデータセンター間の移設(引越し)やディザスター・リカバリ(災害対策)環境の構築など、データ移行やデータの複製サービス分野におけるクラウドサービスを提供して参ります。

 

■クラウドサービスの位置づけ

クラウドサービスの位置づけのイメージ

 

 

■事例詳細:https://japan.emc.com/microsites/techcommunity/articles/toshiba-sol/index.htm
(EMCジャパン株式会社のWebサイトが開きます)

■東芝インフォメーションシステムズ株式会社について
東芝インフォメーションシステムズ株式会社は、全国に展開している東芝のIS部門が結集・独立してできた会社です。東芝時代に培ったIT技術や業務知識を基に、企画、調査、研究、設計、開発、保守から運用に至る、あらゆるお客さまのニーズにお応えします。
http://www.toshiba-tsis.co.jp/tsis/index_j.html
■東芝ソリューション株式会社について
最新の情報技術、経験と実績に裏付けられたソリューションをタイミング良く提供し続けることにより、IT事業を通じてお客様の永続的な成長と繁栄に貢献します。 各種ソリューション(業種・業務・エンジニアリング・プラットフォーム)の提供と、それを支える技術・研究を事業活動とし、IT事業を通じて企画から構築、運用、保守までライフサイクル全般にわたってお客様をサポートするトータルソリューションを提供しています。また、自社製業務アプリケーションのSaaS(Software as a Service)対応など、豊富なシステムインテグレーションでのノウハウとサービスをクラウドビジネスにも展開しています。
https://www.global.toshiba/jp/company/digitalsolution.html
 
■EMCジャパン株式会社について
EMCジャパンは、情報インフラの卓越したテクノロジーとソリューションの提供を通して、日本のお客様の情報インフラの課題解決をご支援し、あらゆる規模のお客様のビジネスの継続と成長、さらにビジネス価値の創造に貢献致します。
https://japan.emc.com/
●EMC RecoverPointについて
ネットワーク・ベースのデータ保護/災害復旧機能を提供する高性能なリモート・レプリケーション・ソフトウェアです。
https://japan.emc.com/replication/recoverpoint/recoverpoint.htm

 

EMC、EMC2、EMCのロゴおよびRecoverPointは、米国EMCコーポレーションの登録商標または商標です。これらの商標は、日本または諸外国で商標登録等により、適用法令で守られている場合があります。その他の製品の登録商標および商標は、それぞれの会社に帰属します。

 

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