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東芝ソリューション、三島信用金庫へ企業品質向上に向けた
オペレーショナル・リスク管理システムを納入
~QualityGym®を採用し、リスク管理を一元化することで品質を向上~

2010年4月27日
  • 東芝ソリューション株式会社

 東芝ソリューション株式会社(本社:東京都港区 、取締役社長:梶川茂司)は、三島信用金庫(所在地:静岡県三島市、理事長:稲田精治)に、オペレーショナル・リスク(*1)管理ソリューションQualityGym®シリーズの「事務品質アラーム®」を納入、4月より稼動したことを発表します。「事務品質アラーム®」は顕在リスクの改善PDCAを実現する日本唯一のソリューションパッケージです。これまで全国20以上の金融機関が導入しており、また信用金庫への納入事例も複数となり、地域金融機関全体に導入機運が広がりつつあります。

 2006年度から施行された「バーゼルⅡ(新しい自己資本比率規制)」では、自己資本比率を算出する際に、従来の「信用リスク(貸し倒れリスク)」、「市場リスク(保有資産の相場変更リスク)」に加えて、新たに「オペレーショナル・リスク(事務リスク)」が加わりました。これまで 定量的に計測されることの少なかったオペレーショナル・リスクに対する管理能力が金融機関の 経営本質を計る指標に加わり、これらを的確にコントロールする動きが本格化しています。

 三島信用金庫は「地域のホームドクター」の実現を基本方針とし、地域密着型金融を目指すと共に、高品質な信用金庫の実現に取り組んでおり、その施策のひとつとして「苦情の適切な管理 による顧客満足の創造」を掲げています。苦情(お客様との窓口でのトラブルやクレーム)や 職員による事故(事務ミス、コンプライアンス違反など)の情報を対応状況と合わせて一元管理 して分析し、内部統制状況の把握、業務の再構築、職員教育に活用することは、バーゼルⅡや J-SOX法(*2)への遵法上不可欠であり、また三島信用金庫の掲げる「苦情の適切な管理による顧客満足の創造」にもつながります。

 この施策を実現するためにQualityGym®シリーズの「事務品質アラーム®」が採用されました。本ソリューションを利用してバーゼルⅡで求められている定性基準の達成を定量的に説明するために以下のシステム化を実現しています。

(1)
オペレーショナル・リスクDBの実現
(2)
報告ワークフローの共通化
(3)
リスク、効率化分析の標準化
(4)
改善計画(再発防止策)策定のシステム化

 三島信用金庫では潜在的なリスク管理も視野に入れ、さらなる品質向上を進めていきます。 また、東芝ソリューションでは今後も三島信用金庫の品質向上施策に寄与し、サポートを続けていきます。

(*1)
オペレーショナル・リスク:
事務作業のミスやシステム障害、従業員の不正やコンプライアンス体制の不備、災害など日常発生するリスクのことで、それらのリスクを的確に管理することが重要視されている。特に2006年のバーゼルⅡ(金融機関における新しい自己資本の測定と基準に関する国際的統一の枠組み)でこれまで定量的に計測されてこなかったリスクのコントロールや削減を金融庁が求め始めたことにより、そのマネジメントの重要性が高まっている。オペレーショナルリスクの顕在化を未然に防止したり、顕在化したリスクを早期発見・処置できるようなコントロールプロセスを構築し、マネジメントすることが企業存続、ビジネス拡大における重要な要因の一つとなる。
(*2)
J-SOX法:
米国のサーベンス・オクスリー法(SOX法)に倣って整備された日本の法規制のこと。上場企業およびその連結子会社に、会計監査制度の充実と企業の内部統制強化を求めている。

 

QualityGym、事務品質アラームは東芝ソリューション株式会社の商標です。
オペレーショナル・リスク管理ソリューション
QualityGym®
https://www.toshiba-sol.co.jp/industry/q-gym/index_j.htm

 

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