ニュースリリース
ディスクストレージシステム「ArrayFortシリーズ」の新ラインアップ販売開始について
~性能と運用性を向上し、省電力化を実現した3モデルを商品化~
- 東芝ソリューション株式会社
東芝ソリューション株式会社(本社:東京都港区、取締役社長:梶川茂司)は、ディスクストレージシステム「ArrayFortシリーズ」のラインアップを一新し、上位モデル「AF7500」、中位モデル「AF2500」、エントリモデル「AF1700」の営業活動を本日から開始します。
ビジネス継続性のためのデータ保全や、コンプライアンス対応を背景としたデータ量増加時の効率的な運用といったご要望に応える、信頼性や可用性を重視したストレージシステムとして、新商品を拡販していきます。
新商品3モデルは、従来モデル比2倍以上のスループット性能と拡張性、運用性の向上、省電力化を実現しました。データセンターや大規模基幹システムから部門システムまで幅広く適するように次の拡張性を備えています。
「AF7500」 | 最大8コントローラ(デュアルコントローラ×4)構成で、HDDを最大432台(SAS:129.6TB,SATA:432TB)搭載可能な上位モデル。[価格:922万5300円~(税込み)] |
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「AF2500」 | デュアルコントローラ構成で、HDDを最大108台(SAS:32.4TB,SATA:108TB)搭載可能な中位モデル。 [価格:226万3800円~(税込み)] |
「AF1700」 | HDDを最大48台(SAS:14.4TB,SATA:48TB)搭載可能なエントリモデル。デュアルコントローラ構成 またはシングルコントローラ構成の選択が可能。 [価格:115万800円~(税込み)] |
主な特長は次のとおりです。
AF7500/AF2500は、従来モデル(AF7000/AF2000)比で1コントローラあたり2倍以上のスループット性能となる1.5GB/s(*1)に性能向上しました。また、ストレージの仮想化技術による「容量プロビジョニング機能(*2)」をサポートしました。論理容量よりも少ない、実際に必要なディスク容量で運用でき、省電力化を図れます。本モデルは、拡張性や運用性が求められる、データセンターや大規模基幹システムに適しています。
AF1700は、従来モデル(AF2000S)比で1コントローラあたり2倍以上のスループット性能となる780MB/s(*1)を実現したコストパフォーマンスを向上したエントリモデルです。信頼性が求められる部門システムに適しています。
新商品3モデルは、RAID6や多様なレプリケーション機能をサポートし、信頼性と可用性を高めています。また、同一筐体内でSAS/SATA HDDの混在が可能です。さらに、複製(レプリカ)ボリュームのHDD電源を運用時の設定でON/OFFできる省電力機能を備えました。欧州RoHS指令やグリーン購入法にも適合し、環境に配慮しています。
- *1:
- 当社実測値。キャッシュヒット時
- *2:
- サーバから認識される論理ディスク容量と物理ディスク容量を仮想化技術により分離し、あらかじめサーバに設定した論理ディスク容量の範囲内で、オンラインで実際に必要な物理ディスクのみを追加で割り付けていく機能
- AF7500
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- 運用性の向上
- 「容量プロビジョニング機能」をサポートすることで、論理容量よりも少ない、実際に必要なディスク容量での運用が可能です。ディスク容量を追加する場合でも、業務を止めずに容量拡張作業ができるように運用性を向上させました。容量拡張の際にアクセスされるHDDに偏りが出ないようにデータを配置する仕組みで、性能面の考慮も図っています。
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- 省電力化
- 実際に必要なディスク容量のみで運用可能となる「容量プロビジョニング機能」の特長を活かすことで、将来の拡張や性能維持に備えて予め実装しなければならなかったHDDが不要となり、ストレージシステムの省電力化を図れます。さらに、複製(レプリカ)ボリュームのHDD電源を運用時の設定でON/OFFできる機能で、省電力化を図った運用が可能です。
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- □
- 優れた拡張性
- 最大8コントローラ(デュアルコントローラ×4ユニット)構成で、従来モデル(AF7000)比2倍以上の最大432台(SAS:129.6TB,SATA:432TB)のHDDまで搭載することができ、データセンタや大規模基幹システムなどで必要となる性能と容量のスケーラビリティを実現します。また、ホスト接続インタフェースとして4Gbpsファイバチャネルに対応し、最大16ポートまで拡張することができます。
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- 信頼性を高める機能
- RAID6のサポート、デュアルコントローラや電源・バッテリの冗長化、HDDパトロールによる予防保全などで信頼性を高めています。
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- 可用性を高める多様なレプリケーション機能
- 複数世代のボリューム管理機能を備えた装置内レプリケーション機能と、リモートコピーや遠隔バックアップを実現する装置間レプリケーション機能をサポートしました。また2台の装置間でボリュームをミラーリングする装置間ミラーリング機能をハードウェアレベルで実現しました。
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- 19型ラックへのHDD実装台数の向上
- 19型ラック1式あたり、HDD台数を最大216台まで搭載することができ、実装効率を従来モデル(AF7000)比で44%向上させています。
- AF2500
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- 運用性の向上
- 「容量プロビジョニング機能」をサポートすることで、論理容量よりも少ない、実際に必要なディスク容量での運用が可能です。ディスク容量を追加する場合でも、業務を止めずに容量拡張作業ができるように運用性を向上させました。容量拡張の際にアクセスされるHDDに偏りが出ないようにデータを配置する仕組みで、性能面の考慮も図っています。
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- □
- 省電力化
- 実際に必要なディスク容量のみで運用可能となる「容量プロビジョニング機能」の特長を活かすことで、将来の拡張や性能維持に備えて予め実装しなければならなかったHDDが不要となり、ストレージシステムの省電力化を図れます。さらに、複製(レプリカ)ボリュームのHDD電源を運用時の設定でON/OFFできる機能で、省電力化を図った運用が可能です。
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- □
- 優れた拡張性
- デュアルコントローラ構成で、従来モデル(AF2000)比4倍以上の最大HDD108台(SAS:32.4TB,SATA:108TB)まで拡張可能です。また、ホスト接続インタフェースとして4Gbpsファイバチャネル8ポートを備えています。
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- 信頼性を高める機能
- RAID6のサポート、デュアルコントローラや電源・バッテリの冗長化、HDDパトロールによる予防保全などで信頼性を高めています。
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- □
- 可用性を高める多様なレプリケーション機能
- 複数世代のボリューム管理機能を備えた装置内レプリケーション機能をサポートしました。リモートコピーや遠隔バックアップを実現する装置間レプリケーション機能も適用可能です。また2台の装置間でボリュームをミラーリングする装置間ミラーリング機能をハードウェアレベルで実現しました。
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- □
- ファイバチャネルスイッチ無しで小規模SAN構成が可能
- 4Gbpsファイバチャネルのホスト接続ポートを8ポート装備しているので、部門サーバなどサーバ4台までの構成であればファイバチャネルスイッチを使用しないで小規模なSAN構成を構築することができます。
- AF1700
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- 拡張性の向上
- HDD6台から48台までのパッケージモデルから選択でき、従来モデル(AF2000S)比4倍の最大HDD48台(SAS:14.4TB,SATA:48TB)まで拡張可能です。シングルコントローラ構成またはデュアルコントローラ構成の選択が可能で、シングルコントローラ構成からデュアルコントローラ構成への増設も可能です。
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- 信頼性と可用性
- RAID6のサポート、電源・バッテリの冗長化、HDDパトロールによる予防保全で信頼性を高めています。装置内レプリケーション機能で可用性を高めています。
モデル名 | ArrayFort AF7500 | ArrayFort AF2500 | ArrayFort AF1700 | |
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筐体形状 | ラックマウント | ラックマウント | ラックマウント | |
記憶容量 | 最大129.6TB (RAID0、300GB SAS HDD使用時) 最大432TB (RAID0、1TB SATA HDD使用時) |
最大32.4TB (RAID0、300GB SAS HDD使用時) 最大108TB (RAID0、1TB SATA HDD使用時) |
最大14.4TB (RAID0、300GB SAS HDD使用時) 最大48TB (RAID0、1TB SATA HDD使用時) |
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HDD搭載台数 | 最大432台 | 最大108台 | 最大48台 | |
RAID仕様 | RAIDサポートレベル | 0、1、1+0、5、5+0、6 | 0、1、1+0、5、5+0、6 | 0、1、1+0、5、5+0、6 |
アレイ構成(最大構成) | 16HDD/アレイ (RAID0、1、1+0、5、5+0、6時) |
16HDD/アレイ (RAID0、1、1+0、5、5+0、6時) |
16HDD/アレイ (RAID0、1、1+0、5、5+0、6時) |
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RAID実現手段 | ハードウェア | ハードウェア | ハードウェア | |
キャッシュ | キャッシュメモリ | ライトバック、リード | ライトバック、リード | ライトバック、リード |
キャッシュ容量(最大) | 32GB | 8GB | 4GB | |
メモリバックアップ | バッテリバックアップ(充電式) | バッテリバックアップ(充電式) | バッテリバックアップ(充電式) | |
HDD | SAS | 73GB、146GB、300GB | 73GB、146GB、300GB | 146GB、300GB |
SATA | 750GB、1TB | 750GB、1TB | 750GB、1TB | |
ホスト接続インタフェース(最大) | Fibre Channel(4Gbps Optical) 16ポート |
Fibre Channel(4Gbps Optical) 8ポート |
Fibre Channel(4Gbps Optical) 4ポート |
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オンライン交換 | HDD、電源・ファンユニット、コントローラ、バッテリ | |||
実装形態 | 19型ラックマウントタイプ 基本ユニット(2U) 拡張ユニット(2U) |
19型ラックマウントタイプ 基本ユニット(2U) 拡張ユニット(2U) |
19型ラックマウントタイプ 基本ユニット(2U) 拡張ユニット(2U) |
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対応OS | Solaris、HP-UX、AIX、Windows、Linux |
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- ArrayFortは、東芝ソリューション株式会社の商標です。
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- 本文中の製品名称はそれぞれ各社が商標として使用している場合があります。
<商品写真>
AF7500[36ユニット構成(HDD432台搭載時の構成)外観]
AF2500[4ユニット構成(HDD48台搭載時の構成)外観]
AF1700[1ユニット構成(HDD12台搭載時の構成)外観]
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