ニュースリリース

東芝ソリューション、テレビ東京から、
XMLデータベースを使用した番組情報基盤システムを受注
~ 様々な番組情報をXMLで一括管理、番組に関わる業務を効率化 ~

2007年8月7日 東芝ソリューション株式会社

 

 東芝ソリューション株式会社(本社:東京都港区、取締役社長:梶川茂司、以下東芝ソリューション)は、このたび株式会社テレビ東京(本社:東京都港区、代表取締役社長:島田昌幸、以下テレビ東京)から、放送番組の情報を総合的に管理する「番組情報基盤システム」を2007年7月に受注したことを発表します。


 デジタル放送の本格化やインターネット上での動画配信サービスの普及など、テレビ放送を取り巻く環境は変化を続けています。こういった変化に伴い、番組制作者でもある放送局においては、2次・3次と再利用することを前提とした優良番組の制作や、再利用に関わる業務を効率化することが重要になってきています。


 番組の再利用や番組制作の効率化には、番組や素材映像の付随情報や権利情報といったメタデータ*1を一元的に管理するインフラが必要です。このためテレビ東京では、従来は部署毎に管理・運用していたメタデータを整備統合し、一元管理する番組情報基盤システムを構築することを決定したものです。


 今回構築するシステムは、既存システムから送られてくる放送予定情報に、各部署でメタデータを入力しXML*2形式で管理するシステムです。XMLを使用することで、台本や字幕等の電子ファイルを番組に紐付けるなど、様々な種類のデータを柔軟に管理することが可能になります。

 本システムからはデータをXML文書のままの形で番組宣伝公開システム等の社内システムへ送り処理を効率化するとともに、許可された社員ならば誰でも情報を参照、確認することを可能にし番組に関わる業務の効率化をはかります。


 データベースには東芝ソリューションのXMLデータベース「TX1」を使用、40万件におよぶ番組情報を高速で検索する他、番組に関連するファイル(台本,字幕等)も全文検索対象とし、それらデータに対しては半角/全角 カタカタ/平仮名 大文字/小文字を同一視した検索や、辞書と連携した同義語検索など、「TX1」の特徴を十二分に活用した使い勝手の良いシステムを目指します。

  テレビ東京は、本システムを全社番組情報基盤システムと位置付け、今後、番組情報を活用する全てのシステムと連携し、更なる業務効率化を目指します。東芝ソリューションは、テレビ東京の業務効率化をサポートしてまいります。


    
以上


<TX1について>
 TX1は、テラバイト級の大容量データでも高速検索が可能なXMLデータベースとして、2005年4月に販売を開始しました。TX1は、XMLデータから構造を自動的に抽出して索引化する、構造自動抽出技術「スキーマアナライザ」と、抽出した構造情報と語彙情報を統計的に分析して最適な問い合わせプランを生成する、問合せ最適化技術「クエリオプティマイザ」を搭載することにより、大容量データでも高速に検索することができます。さらに、全文検索、スコアリング、同義語検索などの多彩な検索機能や、RDBやNotes DBなどのデータをXML変換して登録するデータ連携機能など、エンタープライズクラスのシステムに適する特長を備えています。
http://xml.toshiba-sol.co.jp


*1

メタデータ:番組および素材映像に関する情報のことで、番組タイトルや出演者、権利関連情報などを含む

*2 XML:文書やデータの意味や構造を記述するためのマークアップ言語の一つ


・TX1は、東芝ソリューション株式会社の登録商標です。



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