(1)「概念翻訳」を実装した最新翻訳エンジンを搭載 同義語や類義語といった言葉の概念を利用して文意に合った訳語を選択する「概念翻訳」を実装した最新翻訳エンジンの搭載で、翻訳精度をさらに向上させました。
例えば、「受ける」という語は目的語により「receive」、「undergo」など複数の訳語を使い分ける必要があります。「検査を受ける」の場合、「undergo an inspection」と訳します。ここで「人間ドックを受ける」という句の場合、「人間ドックは検査の一種である」という類義の概念を持たない従来の翻訳ソフトでは「receive a complete physical examination」と訳してしまうケースがありました。「検査」と「人間ドック」が類義という概念を概念辞書として実装した本商品は、「undergo a complete physical examination」と正しく訳すことができます。
Microsoft® Internet Explorer、FireFoxなどのインターネット閲覧ソフトに翻訳機能をアドイン。簡単にホームページを翻訳できます。
●セレクトコーパス翻訳機能
翻訳したい分野の文書を登録すると、登録文書で使用されていた語句が優先して使用されるので、その分野に適した翻訳結果を得ることができます。例えば、あらかじめ日本語の証券関連の文書を登録してから、「The stock of this brand brings profit.」という原文を翻訳すると、「この銘柄の株式は利益をもたらします。」と、個々の語句の学習や登録をしなくても適切な訳語が選択されます。
このように本機能は、登録する文書が英日のペアである必要がなく、英日翻訳ならば日本語、日英翻訳ならば英語の文書だけの登録でよいため、参考にする文書を集めやすいという特長があります。
●翻訳OCR
印刷された文書をスキャナやデジタルカメラなどで画像データ化すると、OCR(Optical Character Reader)機能でデータ中の文字を認識* してテキストデータ化し、翻訳することができます。テキストはMicrosoft® Wordに取り込めるため、スペルチェック機能などの機能を使って翻訳前のテキストを調整することも可能です。 *)特殊文字、特殊フォントが使用されている場合や、イメージ部分の元原稿の状態によっては、正しく認識されない場合があります。