ニュースリリース

 

東芝ソリューション、医薬品業界向け機密情報漏洩防止ソリューション
“セキュア・ライツ・ナレッジTM”に「医学・薬学、バイオ・生物」分野の専門辞書を搭載
~新薬開発のスピードアップに向け、知識共有化機能を強化~


2006年3月22日        東芝ソリューション株式会社

 

  東芝ソリューション株式会社(本社:東京都港区、取締役社長:梶川茂司、以下 東芝ソリューション)は、医薬品業界向け機密情報漏洩防止ソリューション“セキュア・ライツ・ナレッジ”に、知識共有化推進のため「医学・薬学、バイオ・生物」分野の日・英専門辞書を搭載することを発表します。


 “セキュア・ライツ・ナレッジ”はデジタル著作権管理技術により、機密情報を含む電子ファイルを暗号化すると共に、印刷禁止設定や期限経過ファイル自動削除機能を有します。高度なセキュリティ環境が保たれるため、従来は特定の関係者にしか開示できなかった新薬の研究開発段階で作成される研究成果などの機密情報も、開示範囲を拡大して研究者間での知識共有に供することが可能になります。


 このたび東芝ソリューションは、“セキュア・ライツ・ナレッジ”に「医学・薬学、バイオ・生物」分野での日本語と英語を含む20万語におよぶ専門辞書を搭載し、キーワード検索および自然言語検索機能と併用することで、知識共有化推進に必須となる膨大な量の検索キーワードの整備や、知識データベース作成を容易に行えるようにしました。
 例えば、「黄色ブドウ球菌」というキーワードで文献検索を実行すると、「黄色葡萄球菌」という日本語以外にも、「Staphylococcus aureus」(*1)といった英語表現や類義語を含む文献も検索結果として表示させることが可能になります。


 これにより、開発を中断した薬品の研究成果等埋もれた知識も、知識データベース化し共有化することで別の新薬を開発するため掘り起こして活用することが可能になります。同じ研究を繰り返すことを防止することで、新薬開発のスピードアップに貢献させることができるようになります。


 東芝ソリューションは、“セキュア・ライツ・ナレッジ”を、医薬情報担当者(MR:Medical Representative)が利用する医師の個人情報や、医薬品の研究レポートなどの機密情報の漏洩防止、および創薬フェーズにおける探索・化学研究成果の情報の保存・管理と知識共有化推進用途に向け、お客様に提供してまいります。

(*1)Staphylococcus aureus: 黄色ブドウ球菌のこと。


※セキュア・ライツ・ナレッジは、東芝ソリューション株式会社の商標です。



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