ニュースリリース

東芝ソリューション、半導体・液晶製造工場向け工程進捗管理パッケージ
「LotViewer®」に、業界初の多言語切替機能を標準装備


2005年11月30日        東芝ソリューション株式会社

 

 東芝ソリューション株式会社(本社:東京都港区、取締役社長:梶川茂司)は、半導体・液晶製造における工程進捗管理に特化したパッケージソフトウェアLotViewer®に、多言語切替(日本語・英語・中国語)機能を標準装備した機能向上版を2006年1月より販売開始いたします。

多くの半導体・液晶工場は、工程ごと、製品ごとに複数の工場へ加工委託している特徴があり、以下のような課題をかかえています。

(1) 加工委託先の情報を含む生産情報(実績・在庫・進捗等)を一元管理したい
(2) 情報を共有化して生産状況をリアルタイムで把握したい
(3) システム化をしていない加工委託先工場が進捗状況を入力するための仕組みを提供したい
(4) 最終的には、在庫コストやIT投資、運用コストの削減を行いたい

LotViewer®は、「価格を抑え、短期間でシステム構築をしたい」というお客様の声に応えるため、工程進捗で必要となる機能に特化して開発したパッケージソフトです。工場内の生産状況(実績・在庫・進捗情報等)をリアルタイムで管理するとともに、製品の在庫状況と作業実績情報をロット、ウェハ、チップ(液晶ではシート/セル)単位で管理し、これらの情報をもとにトレーサビリティや作業指示などの各種サービスを提供します。
今回はさらに、「加工委託先が多い国外(おもに中国)工場でも母国語で表示された同じ画面を使って情報管理や共有化、各種機能の提供を行いたい」というお客様の課題に応えるため、業界初となる多言語切替(日本語・英語・中国語)機能を標準装備しました。これにより、在庫コストや運用コスト抑制効果が期待でき、半導体・液晶製造工場の海外展開に大きなメリットとなります。

東芝ソリューションは、これまでの半導体・液晶工場生産管理システム構築のノウハウを活かし、既存ユーザのバージョンアップを含め、3年間で10億円の販売を目標とします。

 なお、LotViewer®は、12月7日(水)から9日(金)まで幕張メッセで開催されるSEMICON Japan 2005(セミコン・ジャパン2005)に出展します。
 
LotViewer®の特徴

(1) 在庫情報・進捗情報のリアルタイム管理 →在庫情報・進捗情報を加工委託先も含めて共有化し、生産状況をリアルタイムに把握することができます。

(2) ロットトレーサビリティ管理 →加工委託先や他工場も含めたロットトレーサビリティが可能となります。

(3)

Web(インターネット/イントラネット)対応
→画面はお客様各社でカスタマイズの必要があるためWebを標準とし、日本語・英語・中国語に対応しています。


(4)

マルチプラットフォーム対応
→サーバはPC/AT互換機、Unix機、OSはWindows、Linux、Solarisに対応しています。


 
LotViewer®の各機能

(1)標準機能
  • ロット進捗関連機能
    投入 受入 作業開始 作業終了 払出 倉入 保留設定 保留解除 
    保留予約設定 リワーク 工程指定投入 等

  • ロット構成関連機能
    ロット分割 ロット統合 残修正 スクラップ登録 スクラップ訂正 等

  • 情報検索関連機能
    ロット状況検索 ロット履歴検索 等

  • ロット情報関連機能
    品名変更 製造フロー変更 工程変更 コメント入力 等

  • マスタ関連機能
    基本マスタ編集機能 等

(注)一部の機能はお客様工場の運用に合わせてカスタマイズが必要です。


(2)オプション機能

  • 品質情報管理・・・ロットの検査結果データのDBを管理
  • 部材管理・・・部材のタイプに応じて在庫数、ID、使用回数などを管理
  • 棚管理・・・工程内保管棚についてロットの入庫/出庫、ロケーションを管理
  • ディスパッチャ・・・ロットの状態、優先度や装置情報をもとに装置ごとにロットを割付
  • 実績モニタ・・・ロットの進捗状況をリアルタイムに表示
※LotViewer®は、東芝ソリューション株式会社の登録商標です。
※本文中の製品名称はそれぞれ各社が商標として使用している場合があります。

<システム構成例>
構成図



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