ニュースリリース

ビジネス文書解析力を向上、ビジネス辞書を増強し182万語を搭載した
英日/日英翻訳ソフトウェア「The翻訳オフィスV7.0」の発売について

2004年6月2日 東芝ソリューション株式会社

 
  東芝ソリューション株式会社(本社:東京都港区、取締役社長:河村進介)は、ビジネス向け英日/日英翻訳ソフトの新商品として、ビジネス文書解析力を向上させるとともに、ビジネス辞書も増強し、総計182万語を標準搭載した「The翻訳オフィスV7.0」を商品化し、6月25日から販売します。

The翻訳オフィスV7.0イメージ
 本商品は、翻訳精度の決め手となる翻訳エンジンの文書解析力の向上と、辞書語数の増強により、特にビジネス分野での翻訳精度を高めています。翻訳エンジンでは、海外からの技術レポートや製品情報などビジネスシーンに登場する表現の解析力を向上させることにより翻訳精度を従来商品より一層高めています。また、ビジネス用語を中心に辞書語数を従来商品に32万語追加した、182万語(英日93万語、日英89万語)を標準搭載しています。

  さらに、新機能の「対訳エディタ」では、文単位・単語単位での原文と訳文の対応表示のほか、翻訳結果の確認や新語の登録、語句の学習など翻訳に必要な作業を一つの画面で行うことができます。また、翻訳結果を原文と訳文の対応を保ったままMicrosoft(R) Excelへコピーできるため、対訳形式での文書配布にも適しています。

 また、このような豊富な機能の中から使いたい機能に簡単に到達できるよう「The翻訳シンプルナビ」を搭載しました。「The翻訳シンプルナビ」は利用者の習熟度に従って画面を変更できるため、初めて使う方から習熟者まで幅広く優れた操作環境を提供します。


  このほか、本商品は、Microsoft(R) Office2003をはじめ、さまざまなビジネスソフトウェアの最新版に対応しています。これらのソフトウェアがバージョンアップしても、インターネット経由で対応プログラムを簡単に適用できる「自動アップデート機能」を提供しています。

新商品の概要

商品名
希望小売価格
(税込み価格)
メディア
英日/日英翻訳ソフト The翻訳オフィスV7.0
17,600円
CD-ROM


商品化の背景と狙い

 翻訳ソフトに対して、多忙なビジネスユーザから「操作が簡単であること」「新語登録しなくても翻訳精度が高いこと」といった要望が高まっています。当社は、このようなニーズに応えるため、ビジネス分野での文書解析力の向上、辞書におけるビジネス用語の増強、操作性の向上を図った「The翻訳オフィスV7.0」を商品化します。


新商品の主な特長
 
1.ビジネス文書解析力を向上、ビジネス辞書を増強し、総計182万語を標準搭載で、さらに向上した翻訳精度
翻訳エンジンのビジネス文書解析力を向上、ビジネス辞書を増強することにより特にビジネス分野での翻訳精度を高めています。搭載辞書語数は、従来のV6.0に比べて、英日を76万語から93万語に、日英を74万語から89万語に増強しました。

2.翻訳したい分野の文書登録で、翻訳精度を高めるセレクトコーパス翻訳機能
翻訳したい分野の文書をコーパス*に登録すると、登録文書で使用されていた語句が優先して使用されるので、その分野に適切な翻訳結果を得ることができます。例えば、日本語の証券関連の文書を登録してから、本機能を使うと、「The stock of this brand brings profit.」という原文を、「この銘柄の株式は利益をもたらします。」と、初めから適切に翻訳することが可能です。
このように本機能は、登録する文書が英日のペアである必要がなく、英日翻訳ならば日本語、日英翻訳ならば英語の文書だけの登録でよいため、参考にする文書を集めやすいという特長があります。

 *: ここでは、狭義の意味で電子化文書を収集し、データベース化したものを指す。広義には資料文献の集成、全集の意味。

3.使いやすい対訳エディタ
対訳エディタは、原文と訳文を対比表示しながら翻訳する作業が、一画面上で切り換えずにできる機能です。読み込んだテキストの1文ずつの対応表示、原文と訳文を見比べながら1文ずつ翻訳、あるいは全文まとめての翻訳、原文と訳文を対応させた形式での印刷もできます。さらに、翻訳結果の確認や新語の登録、語句の学習なども実行可能です。また、翻訳結果を原文と訳文の対応を保ったままMicrosoft(R) Excelへコピーできるため、対訳形式での文書配布にも適しています。

4.使いたい翻訳機能がすぐ使えるThe翻訳シンプルナビ機能
The翻訳の豊富な機能から使いたい機能を初心者でもすぐに選べるようにThe翻訳シンプルナビ機能を搭載しました。したいことが書かれたガイドボタンを押すことで、必要な機能が起動できます。また、使い慣れた人向けに、よく使う機能だけを選択しコンパクトなボタンで表示できるような調整も可能で、初めて使う方から習熟者まで幅広い利用者に対して操作性を大幅に改善しています。

5.Microsoft(R) Office2003など、さまざまなビジネスソフトウェアの最新版に対応
さまざまなビジネスソフトウェアの最新版に対応しました。Microsoft(R) Office2003をはじめ、Adobe(R) Acrobat(R)6.0/Adobe Reader(R)6.0、Opera7~7.20などに翻訳機能が組み込めます。

6.自動アップデートサービスの提供
インターネット経由でサービスパッチの検索とダウンロード・セットアップを実行する自動アップデートサービス機能を提供しており、簡単な操作で最新のレビジョンに更新することができます。
機能一覧


 翻訳(a)
対訳エディタ、Microsoft(R) Office連携翻訳、Acrobat(R)連携テキスト翻訳、Acrobat(R) Reader連携テキスト翻訳、ホームページ翻訳(ページ翻訳/範囲指定翻訳/斜め読み翻訳)、ホームページ自動翻訳、ブラウザ組み込み翻訳、翻訳検索、キャッシュ翻訳、メール自動翻訳、メール連携翻訳、ニュース翻訳、チャット翻訳、ステップ翻訳、
ファイル翻訳(b)、対訳ビューワ、クイック翻訳、クリップボード翻訳、エクスプローラ翻訳、翻訳入力、一太郎連携範囲指定翻訳 、秀丸連携範囲指定翻訳、セレクトコーパス翻訳、中日訳ふり、確認翻訳
辞書
ユーザ辞書編集(登録/詳細情報登録/削除/参照/一括登録/一括削除)、辞書マスク、穴あき単語登録、訳語学習
環境設定
辞書環境設定、原文解析パラメータ設定、訳文生成パラメータ設定、出力先選択、出力形式選択、対象ツール選択、オプション項目設定、ジャンル設定
その他
対訳印刷、オートパイロット機能、キャッシュ登録/呼出、翻訳OCR、EPWING辞書
検索(c)、音声連携機能、単位換算、英文作成テンプレート、研究社新英和辞典(第6版)・新和英中辞典(第4版)、自動アップデート機能、辞書バックアップ、The翻訳シンプルナビ
(a) 対象ツールの詳細は動作環境を参照 
(b) PDF形式のファイル翻訳には、Adobe®Acrobat®5.0/6.0(日本語版)が必要です。無償配布のAcrobat® Reader5.0/Adobe Reader®6.0では連携テキスト翻訳のみとなります。また、DOC形式/XLS形式/PPT形式のファイル翻訳には、それぞれ動作環境に記載のバージョンのMicrosoft®Word、Microsoft® Excel、PowerPoint®が必要です。
(c) EPWING Ver.2.0対応辞書のみ。参照は文字データのみ。

 
動作環境

<ハードウェア>
対象機種
PC/AT互換機
CPU
Pentium(R) 以上/CerelonTM以上を推奨
メモリ
64MB(The翻訳必要分)
OS分を含む推奨値
Windows(R)98/98SE/Me:96MB以上
Windows(R)2000 Professional:128MB以上
Windows(R)2000 XP:192MB以上
ディスク
英日/日英双方向:300MB
翻訳OCR部:80MB
英文作成テンプレート:10MB
研究社新英和・和英中辞典:320MB
ディスプレイ
SVGA以上(XGA以上推奨)
スキャナ (OCR機能使用時) TWAIN対応のスキャナ
音声環境(音声読み上げ及び認識時)
SoundBlaster(R)互換のサウンドボード、マイク、スピーカ

<ソフトウェア>

対応OS
(全て日本語版)
Windows(R)98/98SE/Me、Windows(R)2000 Professional
Windows(R)XP Home Edition/Professional

ツール
(全て日本語版)
各ツールは本商品には付属しておりません
<ブラウザ>
Microsoft(R) Internet Explorer5.5(SP2以上)/6.0、Netscape(R) Navigater 4.5~4.78(*1)Netscape(R) 7.0/ 7.1(*2)、Opera 6.01~6.05、7.0~7. 23(*3)
<メール>
Outlook(R) 97/98/2002/2003(*4)、Outlook(R)2000 、Outlook(R)Express 5.5(SP2以上)/6.0Netscape(R) Messenger 4.5~4.78、Netscape(R) 7.0/7.1(*5)、Lotus Notes 5.0/6.0/6.5、EUDORA 5.0/6.0JBecky! インターネットメールV1.0(*6)/V2.0、
<ニュース>
Outlook(R)Express 5.5(SP2以上)/6.0、Netscape(R) Messenger 4.5~4.78
<チャット>
NetMeeting(R) 3.0Windows(R) Messenger 4.0/4.7
<ワープロ等>
Microsoft(R) Word 97/98/2000/2002/2003、Microsoft(R) Excel 97/2000/2002/2003、PowerPoint(R)97/2000/2002/2003、
FrontPage(R)2000/2002、Microsoft(R) Access 2000/2002、
一太郎 12/13/2004、秀丸エディタ V3.x/V4.0x
<音声ツール>
英語: (本商品に付属) Microsoft(R) Speech Recognition Engine(認識) 
    Microsoft(R) Text to Speech(合成)
日本語: ViaVoice 8~10、LaLaVoice 2001
<その他>
Adobe(R)Acrobat(R) 5.0/6.0、Adobe(R) Acrobat(R) Reader 5.0、Adobe Reader(R) 6.0
<参照可能な電子辞書>
EPWING Ver.2.0(研究社新英和・新和英中辞典は商品に付属)
(*1)ホームページ翻訳、ホームページ自動翻訳のみ
(*2)ホームページ自動翻訳、ブラウザ組み込み翻訳のみ
(*3)ホームページ自動翻訳のみ
(*4)メール連携翻訳のみ
(*5)Netscape7.0/7.1組込時
(*6)メール自動翻訳のみ


注意事項

*必要メモリ容量、ハードディスク容量はシステム環境によって異なる場合がありますのでご注意ください。
*The翻訳の各ツールを同時に起動する場合は、更にメモリを必要とします。実行時には、仮想メモリ領域が100MB以上必要です。
*上記ツールは本商品には含まれません。 
*インターネット情報の翻訳にはインターネットへの接続用ソフトなどが別途必要になります。
*上記以外のプロキシ設定可能ブラウザでは、自動翻訳のみ使用可能となります。
*上記ソフトウェアは全て日本語版です。SDKなどで改造したツール,β版,プレリリース版での動作は保証いたしません。
*本商品の仕様は予告なく変更される場合があります。
*Microsoft、Windows、Outlook、PowerPoint、FrontPageは米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
*Netscapeは米国Netscape Communication Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
*Pentium、CeleronはIntel Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
*Adobe、Adobe Acrobat、Adobe Readerは、Adobe Systems Incorporated(アドビシステムズ社)の商標です。
*The翻訳、The翻訳オフィスは東芝ソリューション株式会社の商標です。
*その他、本文中の商品名称はそれぞれ各社が商標として使用している場合があります。




ニュースリリースに掲載されている情報(価格/仕様、サービスの内容及びお問い合わせ先など)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。